【南さつま市】大浦干拓:先人たちの努力で今に伝えられた広大な田園を見に行こう!

梅雨に突入した翌日。すんごい晴れていたので南さつま市大浦の大浦干拓の田園風景を見に行きました。

アクセス

加世田方面から国道226号を笠沙方面に進むと大浦干拓を突き抜ける形になります。

地図

大浦干拓とは?

工事着工は昭和17年。「大浦を元気に!大々的な農業を!」そんな言葉で始められた事業です。

ところが当時は大東亜戦争開戦後の状況。若者は戦地に行き、この作業はなかなか進まない状態。。

当然ながら戦況や戦地に赴いた家族への不安感も相まって町民の士気は日に日に下がるっていきます。

当時の笠沙町町長、唐仁原等さんは「このままでは干拓の工事はなくなってしまう。未来のためにも終わらせてはいけない!」と、笠沙町住民のお宅を一軒一軒周り、工事継続、干拓の広がる未来を訴えたといいます。

心の折れかかった住民たちに再び立ち上がってもらうよう声をかけていったそうです。

すべては未来の為に

そんな熱い想いが届いたのか、大浦の干拓工事は昭和22年に農水省の直轄事業として採択されたのです。

ところが元は海だった土地。。

とにかく手作業で周辺の山から土を運び出し、堤防の補修に土壌改良をひたすら続ける日々

作物が思うように育たない状況も多々あったようで、来る日も来る日も干拓地との格闘

それでもあきらめずに干拓を整備し、作物を作り続け、今こうやって安定した農業を行うことができる場所となってたのです。

現場レポート

実は以前にも訪ねたことはあるのですが、その際は黄金色の絨毯が広がっていました(^^)/

DSC_0421

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そして今回は緑の絨毯が(*´▽`*)

近くからはこんな感じで広大な田園が広がるのです!!

夏の田園風景といった感じですね!

まとめ

すべての地域に言える事ですが、先人が未来を想い残して下さった財産や事実が埋もれている事は往々によくあります。

知らずに忘れ去られてしまう事も多いのですが、こういった想いのこもった場所はまだまだたくさんあるのではないでしょうか?

そんな場所の再発見もしていきたいものですね!

それではまた(o・・o)/~

 

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