天狗鼻海軍望楼台:薩摩川内市に残る明治時代の望楼台

お久しぶりの史跡紹介(^^)/

今回は薩摩川内市を訪ね、山の中を散策し明治時代に造られた”天狗鼻海軍望楼台”という、沿岸防衛のため造られた施設跡を見に行きました!

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天狗鼻海軍望楼台とは?

ここ天狗鼻は、北は天草、南は野間岬、西は甑島が望める見晴らしの良い場所で、藩政時代にも見張り台が置かれたと言われています。明治28年(1895年)日清戦争終了後に日本海軍は国内の要所に沿岸防備のために望楼台を設けました。日露戦争時には海軍が常駐しロシアのバルチック艦隊の北上を監視する役目を負います。ここ天狗鼻に設置されたのもそのひとつで、日露戦争時には海軍兵が常駐し、ロシアのバルチック艦隊の北上を監視していました。鹿児島県内には、ここ天狗鼻(常設)、下甑島の釣掛崎(仮設)、佐多岬(常設)の3ヶ所設置され、現存するのは天狗鼻のみです。また、国内で現存するのは、北海道宗谷岬の大岬旧海軍望楼とここ天狗鼻海軍望楼台の2ヶ所のみだです。

現地案内板より

関連記事:下甑島釣掛崎

天狗鼻海軍望楼台の場所は?

川内原発の南、県道43号を南下した薩摩川内市寄田町にあります。

わかりやすいポイントをお伝えすると上記写真の馬頭観音。ここのそばに

こんな感じの細い道があるので入っていきます。

見ての通りですので乗用車は少し怖いかなと…

途中もまあこんな感じです(^^;)

バイクや軽トラなら問題ないでしょう(笑)

台風のあとはしんどいかもですね

私は馬頭観音のところに車を停めさせてもらい、ひたすら歩きました(;´∀`)

まあ、軽いハイキングと思いましょ♪

30分ぐらい歩いたら、案内板がありました。ここから入るようです。

入ってみると獣道(笑)

一応、歩きやすいように切り開かれて、危険個所はロープを張ってくれています

ところどころ、石を積み上げた跡があり、兵舎があったころの名残なのかなぁとか考えながら進みます

  • 住所:鹿児島県薩摩川内市寄田町
  • 地図(GoogleMap

天狗鼻海軍望楼台の様子

そんなこんなでようやく到着しました!レンガの感じとか、ヨーロッパを感じさせる建築ですね

ポートレートとか使えそうです

中はこんな感じで

欠損部分もありますが、100年以上前の建築とは思えないぐらい、しっかりした造り

明治期の文化財が野ざらしで建っているようなものなので、損傷などしないように慎重に見て回ります

モノクロにしてみました

ヨーロッパの朽ち果てた古城のようです(;´∀`)

海を監視していただけあって、眺望は良く、綺麗な海が見渡せます。

まとめ

現存する歴史的な建造物としての価値もありますが、建築デザインもいいなと。また眺望もよい開放感のある場所で夕暮れは方角的にとても美しい落陽が見れると思います。

夕陽に照らされる望楼台も絵になりそうです。

ただ、日没後の帰りが暗くて大変ですので、夕陽を見る際は、獣道手前まで乗り物で行くことをおすすめします!

それではまた(o・・o)/~

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