最近、湧水町の自然の雄大さ、すばらしさをめちゃくちゃ再発見させられているのですが、やはり自然が豊かなところというのは食材も良いものがあったり、素晴らしい生産者の方がいらっしゃったりするものです。
さてさて今回は、湧水町で『日本一の安心安全な卵』『日本一幸せな鶏の暮らし』を掲げた卵生産者のお多福たまごさんをご紹介いたします(^^)/
・鶏たちの食事は、農薬・化学肥料・除草剤不使用。水も湧水町の綺麗な湧水を与えている
・放し飼いの鶏たちにストレスなし
・オメガ3脂肪酸を普通の卵より2倍も含み、生臭さのない卵が誕生した
お多福たまごとは?
お多福たまごが他の卵と違う点は何なのか?それは卵を産む親鳥の生活環境に徹底的にこだわること。具体的にどのような育て方をされているのか?また、その結果生まれた卵はどのようなものか?見ていきましょう。
農薬・化学肥料・除草剤不使用の手作り飼料を鶏に与えている
親鳥が食べる飼料はそのまま卵の味や栄養に繋がるのは当然!ということで、まずは飼料からこだわっています。飼料は南九州産の野菜や穀物、天然魚を厳選し、発酵させた手作り飼料を使っているのです。
熊野神社の湧水を与えている
卵の約75%は水分と言われています。水の質と卵の質の関連性が感じられる数値です。そこで、お多福たまごさんでは、湧水町熊野神社の清らかで縁起のよい湧水を使用し鶏たちに与えています。
原生林での放し飼い
朝から晩まで原生林で自由に動き回り自由に過ごす。そんなストレスのない生活環境を鶏たちに提供
オメガ3栄養強化卵の誕生
オメガ3脂肪酸。最近、メディアでよく聞く単語ですが、その中身は、αリノレン酸・ドコサヘキサエン酸(DHA)・IPA(イコサペンタエン酸)からなる体内で合成することができない必須脂肪酸です。その効果として、アレルギー症状の緩和、脂肪燃焼効果、炎症の抑制、血栓の防止、血流の改善、コレステロール値の改善、癌細胞の抑制、うつ病の改善・予防などが挙げられています。
ポイントはココですね。
一般的な卵よりはるかに高い数値を示しており、健康意識の高い卵ということが証明されています。
環境省主催グッドライフアワード2018 エシカル賞を受賞
鶏たちにとってストレスのない生活環境、飼料や水からこだわった卵の安全性。これらを大切にした取り組みは、環境省主催グッドライフアワード2018で高く評価されエシカル賞を受賞!
エシカル賞というのがあまりイメージがわかないと思いますが、人と社会、地球環境、地域のことを考慮して作られたモノと認められた賞です。
人間都合の管理体制で、食糧を生産する機械のように鶏を扱うのではなく、鶏にとって生きやすい環境と、無農薬で薬剤投与もない自然由来の食事を与えることで、人にも鶏にも地球にも優しい卵として認められたということですね。
さらに湧水町にこのような素晴らしい卵が誕生した!ということで、地域の活性化にも繋がっています。
・環境省主催グッドライフアワード:未利用資源の有効活用で地球に優しい卵を生産。環境保全に努め循環型農業で地域活性化
生産の現場
原生林側では草木に隠れてうまく撮影できなかったので、草地で遠めからの撮影(^^;)
地面をついばんだりしながらのんびり過ごしています
原生林への道をココ~♪といいながら歩いています
この草木の中に卵を産んだり、設置された卵産み小屋に卵を産んだり
自由気ままな暮らしです(笑)
なお、FACEBOOKやinstagramなどのS.N.Sもされていますので鶏たちの暮らしなどをより知りたい方は是非フォローしてみてください!
お多福たまごのお味
さて、気になるお多福たまごのお味。まずはお皿に割ってみると
黄身が一般の卵より明るい黄色!
さっそく、卵かけご飯で頂くとまず感じるのが「生臭くない!」ということ。
管理人、あまり卵かけご飯を食べる習慣がありません。と、いうのは、ちょっと卵のにおいが気になっていたところもあるのですが、お多福たまごにはそれがない。
鶏肉も狭い鶏舎の中で育てられるブロイラーには独特の匂いを感じているのですが、おそらく卵もそれと一緒なのでしょう。
自然環境で鶏たちが摂取するものにもこだわるということは、こういう部分にもあらわれるんだな。。と感じた次第です。
※そんなことを考えながら食べ進めていたので。卵かけご飯の写真撮り忘れました。。(^^;)
お多福たまごを提供しているお店
鹿児島市内の某有名レストランでも使われ始めているというお多福たまご。すぐに食べてみたいという方には以下のお店がおすすめ
御菓子司きくすい堂
創業60年を迎えようとしている湧水町の老舗和菓子店「御菓子司きくすい堂」さん。ここでは、『お多福カスタード茶大福』として、お多福たまごを使ったカスタードクリームと、神田茶園さんの湧水茶で作ったお茶餡との二層構造の大福として提供されています。
あら木里山の麺処と和布あそび
ラーメンwaker九州2019鹿児島部門で、2年連続1位に輝いた「かくれの里あら木」さんでは、煮卵トッピングとして、お多福たまごを使用!
お食事処はにわ
鹿児島よかもん再発見!でもすでにご紹介済みのお食事処はにわさんでは、卵かけご飯やたまご丼を提供!
お多福たまごの購入
お多福たまごの購入は公式HP『自然放牧場お多福たまご』や以下からどうぞ(^^)/
まとめ
今回は、おでかけネタというよりも、湧水町で生産されているお多福たまごのご紹介でした。こういった一次産業の現場を知るというのも再発見!のひとつでして( ^ω^ )
それがなぜかというと、地元の美味しいものの土台はこの現場にあるからなんですね。
県外の方に『鹿児島の食べ物は本当に美味しいよね!』って言われることが多いのですが、その裏には生産者さんたちの努力や苦労が満ち溢れているわけです。
しかし、高齢化や後継者不足で鹿児島の食の土台も今後どうなるのか?という不安もあります。なので、生産者の方々に感謝しつつ、一次産業の魅力や生産物の素晴らしさもこうしてお伝えしていくことで、多くの方がこれを食し、現場の支援や後継者の育成に繋がればと考えています。
生産者の方でうちの現場も!という方がいらっしゃたらお気軽にご連絡いただけたらと思います→お問い合わせ
それではまた(o・・o)/~