南大隅町根占の海岸線へ。ここの海沿いには薩英戦争時の砲台跡が今も残ります。
薩英戦争時、錦江湾沿岸には数十の台場が設置され、鹿児島市街地には、新波止場、天保山、祇園之洲。桜島には、袴腰、烏島の砲台跡が残っています。ただ、ご存知の通りいずれも原型をとどめてはいません。
これに関しては、もう6,7年も前になりますが、記事にしています(^^;)
しかし、今回ご紹介するこの南大隅町に残る砲台跡は、当時の台場の原型をはっきりととどめています。
台場公園(根占砲台跡)の場所は?
国道269号道の駅根占をさらに南下すると海岸沿いの右手に看板が現れますのでわかりやすいかと思います。
- 住所:〒893-2505 鹿児島県肝属郡南大隅町 薩英戦争砲台跡
- 地図(GoogleMap)
台場公園(根占砲台跡)の様子
台場の3メートル、幅4メートルの花崗岩の石垣は延長60メートルにも達し、中央に砲身を構えた凹部が二つ残ります。
さすがに大砲は本物とはいかないですが、当時の雰囲気をよく再現しているのではないでしょうか。
ちなみに写真は2016年に撮影したものも合わせて使用しています。
今は公園として整備されており、錦江湾をはさみ開聞岳を眺望できる素晴らしい観光スポットでもあります。
何やら船を狙っている気持ちになれるアングル
大砲のオブジェの存在があることで、よりリアリティが増しますね!
まとめ
何気なく立ち寄るにはちょうどよく、晴天時は開聞岳も拝めるため、夕日を眺めるスポットとしても良いと思います。
薩英戦争の背景を知ると、よりこの場所に感じ入るものがあるかもしれませんので、以下のリンクを参考にされてみてください。生麦事件から薩英戦争の流れを記述しています。
それではまた(o・・o)/~