鹿児島観光といえば?と問われるとその名が必ず出てくる仙巌園。2015年には、世界文化遺産「明治日本の産業遺産」として、旧集成館(反射炉跡、旧集成館機械工場、旧鹿児島紡績所技師館を含む)が、関吉の疎水溝、寺山炭窯跡と共に登録。さらにさらに2017年大河ドラマ「西郷どん」と益々注目を集める場所になっています。
じつは以前に行ったことがあったのですが、まだまだ紹介するには勉強不足すぎる。。と紹介に二の足を踏んでいたのです(^_^;) 今回、改めて伺いまして、ぼちぼちいいかなーと思い、今回の御案内に至りました。
ではでは早速どうぞ(^_^)
仙巌園とは?
仙巌園は、1658年 島津家第19代島津光久公によって造園されました。その後、歴代当主による改築が重ねられ、第28代の斉彬公時代には、敷地の一部に反射炉やガラス工場などを作り集成館事業を進め、1857年には、日本で初めてガス灯を使用し石灯籠に灯したと言われています。
1888年からは第29代忠義公御一家の住まいとまりましたが、忠義公死後は家主不在となってしまいます。その後、戦後の昭和24年に鹿児島市の管理下となりましたが1957年(昭和32年)には島津家に返還され、現在に至ります。
現場レポート
入口で入場料をお支払いし仙巌園へ。ちなみに購入したチケットを見せることで、尚古集成館に入館できますので紛失しないように気をつけましょう!
鉄製150ポンド砲
中に入ると、どん!迎えてくれるのが鉄製150ポンド砲のレプリカ!
かつては磯砲台としてこんなのが並んでいたんですね。。
反射炉跡
150ポンド砲の右手には反射炉をスケールダウンさせたレプリカ
さらに鉄製150ポンド砲の後ろ側に、本物の反射炉跡が残ります。
水力発電所跡
水力発電所跡に残る碑。
ダム跡です。ここに流れ込む水が関吉の疎水溝から来ていたと思うと驚きですね。
庭園から望む桜島
庭園から望む桜島はどこも美しいです。※昨年に撮ったものもまじりますが。。
庭園は、借景技法という技法を用いており、桜島を築山に、鹿児島湾を池に見立てたと言われています。
360°写真
スマホの場合、スマホの向きを変えたりするとグリグリ画像が動きます。
庭園散策
歩くだけで気持ちが良い場所がたくさんあります。ぼんやり歩いていたら写真を撮るのをかなり忘れてました(^_^;)
裏山の崖に刻まれた千尋巌(せんじんがん)の文字。27代斉興公の命で刻まれたらしいです。
360°写真
御殿とガイドツアー
御殿の雰囲気に惹かれて周囲をうろついているとツアーがぼちぼち始まるご様子。
これ、入場時も確認されますが別料金(高校生以上¥600、小中学生¥300、障害者(御手帳持参で)¥400)での御案内です。後から現地でのお支払いでも入場することができます。
御殿内部を着物姿のガイドさんが案内してくださり、最後に御殿内にて抹茶と島津家ゆかりのお菓子を頂けるというプチツアー。
内部では写真は限られた場所でしか撮影できません。写真は最後の茶の間。内庭を眺めながらお茶とお茶菓子を頂きます!(^_^)
なんとも品のあるお茶菓子。。
御殿の造りのお話だったり、ロシア最後の皇帝ニコライ二世とのお食事が行われた場所だったり、貴重なお話が聞けますので、しっかり押さえておいたほうがよいツアーです。
他にも園内の史跡や島津家の歴史を教えてくれる「園内ガイドツアー」なるものもあるそうですよ(^_^)
猫神神社
島津家の戦国期の名将島津義弘公が、朝鮮出兵の折、猫7匹を一緒に連れて行き、猫の目の瞳孔で時間を見定め勝利に貢献したという逸話があり、7匹のうち無事に生還した2匹の猫が祭られているという神社。
県内外問わず、猫好きがつめかける神社としても有名だそうです(^_^)
御庭神社
御庭神社は、かつて鶴丸城にあった神社と仙巌園などの別邸にあった合計13の神社を合祀した神社です。多くの神様がいらっしゃるということでパワースポットとしても有名らしいですが、私は単純にここがもつ独特な雰囲気が気に入ってしまい、10分ぐらい階段で座っていました(笑)
360°写真
鶴嶺神社
鶴嶺神社は、仙巌園と尚古集成館の間にあり島津家の当主や玉里島津家の歴代当主とその御家族が祀られています。なお、美人の神社として有名なのですが、詳細は後日、独立した記事で御紹介します。
尚古集成館
現在、存在する日本最古の洋式機械工場跡であり、現在は島津家ゆかりの品や島津家の歴史資料、薩摩焼や薩摩切子などが展示されています。
内部は撮影禁止ですのでここでは外観のみの御案内ですが、薩摩切子が灯りのシェードになっていたり、細かい部分でも見るべきポイントは多いです。別館も含めて、行きそびれることのないように!絶対、もったいないですよ。(^_^;)
旧鹿児島紡績所技師館(異人館)
仙巌園からやや離れた場所にある旧鹿児島紡績所技師館(別名:異人館)1867年に日本初である洋式紡績工場「鹿児島紡績所」が作られた際、イギリスから工場指導者として招いたイギリス人技師7名の宿舎として建築されたものです。
内部は撮影禁止※個人保管ならOKとのこと(SNSを含めたネット公開はダメということです)
内部は集成館事業の案内や資料が展示されていますが、ノスタルジックな二階への階段や廊下からの景色がとても素敵です。
- 住所:鹿児島市吉野町磯9685-15
- TEL:099-247-3401
- 営業時間:8時30分~17時30分
- 駐車場: 5台
- 料金 :200円
地図はコチラ
観光まとめ
正直、紹介しきれないほどの細かいスポットがある仙巌園。まだまだいろいろあるのですが、そこは現地でお楽しみください(^_^)あと、ツアーなんかで仙巌園のみに重点を当てて見て回る方が多いようですが、鶴嶺神社とか旧鹿児島紡績所技師館とかも、しっかり見て頂きたいですね~♪
360°写真の御案内
この記事では一部、Google Mapに登録した360°写真を紹介してます。360°なのでグリグリ回るのですが、スマホとVRゴーグルがあれば、その場にいるように立体的に見えます。(+Googleの公式無料アプリGoogle Cardboard)VRゴーグルは以外に安価なので、管理人の実体験からおすすめします!
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アクセス情報
- 住所:鹿児島県鹿児島市吉野町9700-1
- 営業時間:8:30~17:30
- 休日:年中無休※「かごしまマラソン」開催日を除く
- 駐車場:乗用車500台まで駐車可能(300円)
- 料金:仙巌園 入場料(高校生以上1,000円・小中学生500円)
- HP:http://www.senganen.jp/
地図
地図はコチラから
それではまた(o・・o)/~