春先に訪れた場所のご紹介が滞っていたので、今回は少し季節外れのご紹介となりますがお許しください(^^;)
訪ねたのは錦江町にある花瀬自然公園
錦江町にある千畳敷の石畳が見事な場所です
花瀬自然公園の詳細情報
ではさっそく花瀬自然公園についてご案内していきます。
キャンプ場・バンガロー村・レクリエーション村
詳細はこちら→https://www.kagoshima-kankou.com/guide/12882/
住所
鹿児島県肝属郡錦江町田代川原花瀬
電話番号
0994-25-3838(でんしろう館)
地図
花瀬の歴史と三国名勝図会
江戸末期に編纂された三国名勝図会などによると、花瀬の景勝を楽しみに訪れることを「花瀬出張い」と呼び、島津本家の当主であった19代光久公、24代重年公、28代斉彬公などが頻回に来遊し、花瀬の景観を楽しみながら宴席をもうけていたと記載されています。
「本藩の人は花瀬の奇勝を知らざるものなし」
と言われ、薩摩藩領内では有名な景勝地だったようです。
下の絵の左下には「御茶亭跡」と
「御茶亭跡」とは?
当時、花瀬には島津の殿様が休憩される「御茶亭」があり、ここには今も当時の釜の跡が残っています。
14個の釜で湯をわかし・煮炊きに利用したといわれていますが、実際はまだ多かったのでは?とも言われています。
現在の花瀬自然公園の景観
この日は、快晴で本当に素晴らしい青空でしたヽ(^o^)丿
この手前の橋の右手が御茶亭跡です。御茶亭跡の前には展望台もあります。ちなみにこの橋のそばには、昔の橋の橋脚の土台にしてたと思われる円形の穴があります。
この日は水量が少なかった気がしますが、石畳を眺めながらのんびり歩くのは心地よいです。
桜や藤、ツツジ、かえでなどが自生
この石畳
実は一枚板Σ(・□・;)
約11万年前に阿多カルデラから噴出した阿多火砕流が堆積してできた溶結凝灰岩なのです。
その大きさは、三国名勝図会では幅三十余(60m) 、長さ七町五十六間(856m)と記載されていますが、近年の資料では、幅100m、距離約2㎞の一枚岩と言われています。
当時はこんな橋はなかっただろうけど、宴を開いてのんびり眺めていた気持ちがわかります。。いい風景です。
まとめ
大隅に行くと薩摩半島とは違った、自然の雄大さにいつも驚きます。ちなみに花瀬の帰りに近くの川の河辺で、もう一度休憩を取りました。
花瀬のように名のある場所ではないですが、途中途中も素敵な自然が残っています。
小一時間ほど川の流れと河辺の菜の花を楽しみ、帰路についたのでした。
それではまた(o・・o)/~