何年か前に指宿市にある山川港でクルーズ船に乗り、俣川洲(またごし)と呼ばれる、岩場を訪ねたことがあります。
残念ながらクルージングのサービスは終了してしまったようで、陸地からこの俣川洲(またごし)、特にトンネルの方向をみることができないかと思っておりましたが、この度、無事に訪ねることができました(^^)/
そこで今回は再びこの俣川洲(またごし)と、早朝の天の川の風景をお伝えしたいと思います。
俣川洲(またごし)の場所は？
指宿市にある山川港の南部に位置する俣川洲(またごし)。ここを陸からのぞむのは、比較的容易にできて、フラワーパーク鹿児島あたりからなら、竹山の東側に見ることができます。ただ、俣川洲(またごし)の特徴ともいえる岩場のトンネルは、それなりに角度が必要です。
- 住所：鹿児島県指宿市山川福元
- 地図（GoogleMap）
俣川洲(またごし)を陸からのぞむ
では、俣川洲(またごし)のトンネルを陸地から見れる場所のご案内をします。Googlemapで案内すると「山川水産加工業協同組合 フィッシュミール工場」という場所が目安になります。この場所のそばの道を南下、すると左手にマップ上では表記されていない、海への小道がでてきます。ストリートビューで見ると以下の道です。
ここを左に行くのですが、時期によっては草木が多い茂り、車で行くのが大変だったりします。地元の方々達が草木を払った直後であれば、奥まで車でいけますが、狭い道ですし車高の低い車はおすすめできません。軽トラやバイクが無難です。私はロードスターで突破しましたが(笑)
奥まで行くと車が停められるスペースがありますのでそこで停めて海側に歩いていきます。
以下の場所に到着すればOKなのです。見ての通り、波消しブロックと堤防が主の場所です。
砂浜に降りる階段はありますが、降りても波消しブロックに囲まれるだけですΣ(ﾟДﾟ)
河口側には階段はありません。降りようと思えば降りられますが、安全面からおすすめできません。
と、いうわけで、コンクリート製の防波堤の上をひたすら、奥に進みます。バランスを崩し波消しブロック側に落ちると大けがです。お子様連れにはおすすめできないです。
ちなみに今はほとんど人も訪れない場所ですが、かつては無瀬濱（浜）と呼ばれた場所であり、山川のご年配の方々（大正から昭和初期世代）は、遠足できたり、釣りに来たり、休日に家族で貝をとったりしてたそうです。
海岸の浸食などの環境面の問題で、おそらく現在のような形になってしまったのでしょうが、景観としてはなかなかのもので、江戸末期の三国名勝図会にも描かれていることから、後世にうまく残せなかったのか？と残念な部分もあります。
ちなみに防波堤を奥まですすみ、俣川洲(またごし)を見ると以下のような風景が広がります。
大隅側を望むとトッピーや漁船が
ちなみに俣川洲(またごし)のトンネルは小舟なら通過できるそうです
なんとなく眺めながら、ふと思いつきました。夏の天の川（天の川の濃い部分が出る時期）とか、ここではどんな風に見えるんだろう？
俣川洲(またごし)と天の川
そこで、日と時間を改めて訪ねてみました。時期は三月上旬、早朝5：00ぐらいです
まずは竹山の様子。カメラで撮影すれば明るいですが、目視では真っ暗です(;^ω^)
月の光の影響が少なく、晴天、天の川の位置時間を抑えれば、比較的容易に撮影できます。ただ、そこに仕事のスケジュールや休みのタイミングが加わると難しくなりますね…
では、俣川洲(またごし)の方へ
見事にイメージ通りの世界が広がっていました！
この場所も実際は真っ暗ですが、カメラ撮影で光を強調すると、とても美しい世界
少しずつ日の出が近づいてきました
時が止まったかのような
静かな朝です
まとめ
いかがでしたでしょうか？
今回は訪ねるのに、やや精神力（天の川を撮影する場合、真っ暗で人気がないため）を使いましたが、観光案内にはないレアな風景をながめることができました。
元々はこの風景も俣川洲(またごし)の存在も火山が産んだ自然の産物
こういった自然を堪能できる場所ってまだまだたくさんありますので、楽しみながら散策を続けたいですね。
それではまた(o・・o)/~
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