『本物の薩摩郷土料理を食べたことがあるか?』
ふと自分に問いただしてみると、イマイチ自信がない。。
さつま揚げ、豚骨煮、キビナゴの刺身、地鶏の刺身、黒豚のしゃぶしゃぶetc..
確かに食べてはいるけど、これが王道だ!というような味を一回ちゃんと体験したいなと、いうことで、縁あって繋がった吾愛人 中央駅東口店さんにお邪魔し、これぞ薩摩の郷土料理!っていう料理を思いっきり堪能させていただきましたので、ご紹介させていただきたいと思います(^^)/
吾愛人の詳細
まずは吾愛人というお店の歴史などをご案内
吾愛人の歴史
天文館が本店となる吾愛人さんは、戦前に割烹「若竹」として平之町にて開業したのが始まりになります。その後、昭和21年に現在の天文館東千石町へ移転し、本格的な郷土料理店に移行していきます。
そして、昭和37年。椋鳩十先生の命名で「吾愛人」となるのです。
さて、その「吾愛人」の意味とは、大河ドラマ「西郷どん」をしっかり見ていた方はご存知かと思いますが「愛人」(かな)とは、奄美大島の方言で、「愛しい人」 「大切な人」という意味があります。
愛する人に接するが如く、訪れるお客様に最高のおもてなしを提供したい。そんな思いが込められた名前なのです。
ネット予約
HP
住所
鹿児島市中央町4−4−42
TEL
営業時間
- 昼:11時30分~14時00分(L.O 13時30分)
- 夜:17時00分~23時30分(L.O 22時30分)※日曜 17時00分~23時00分(L.O 22時00分)
定休日
月曜日
アクセス
鹿児島中央駅から加治屋町、天文館方面へ。鹿児島市電高見橋電停の手前付近にあります。
地図
吾愛人で提供される郷土料理
ではでは、さっそく吾愛人 中央駅東口店で頂いた郷土料理の数々をお伝えしていきましょう(^^)/
キビナゴの刺身
スーパーなどでも買えるキビナゴですが、こんなに違うものですか…(^^;)と。。吾愛人さんで厳選されたキビナゴは歯ごたえから違いますし、身の甘さを引き立てる酢味噌も職人さんたちの味付けで酸味、甘味一辺倒ではなく、ふくよかにキビナゴを包みます。
さつま揚げ
揚げたてのさつま揚げ。この美味しさを鹿児島にいながら体験していないのはもったいない!居酒屋さんとかでも出るけど、揚げたてを出すところは少ないはずです。お店で白身から練られて調理された、本物の手作り揚げたてのさつま揚げ。一口でパクリとほおばれば、白身の甘さがほどけていきますよ!
豚骨煮
じっくり八時間近く煮込んだ豚骨。他の料理や仕込みをしながらひたすらに煮込まれており、お肉はトロトロで大根やこんにゃくは味わい深い。。ご飯にも焼酎にも合うこと間違いなし!
地鶏の刺身
この地鶏の刺身本当に凄い!皮が炙られたことによる香ばしさと、鶏肉自体のもっちり感、香りの良さが素晴らしい!県外の知人から「鳥刺しが美味しいところに行きたい!」と言われたら、ここに来て注文しないと友人関係壊しますよ!ヽ(^o^)丿
カツオのタタキ
カツオ特有の血生臭さは一切なく、ポン酢も酢味噌同様、独自の調合で、むせかえるような酢の強みは抑えながら、カツオの旨味を引き出します。これまた焼酎が進みますなー♪
特撰極上六白黒豚のしゃぶ鍋
美しく盛られた六白黒豚のロースやバラ肉。実はこのお肉、それ自体の素材の素晴らしさに加えて、流通過程から目の前に出されるまで一切冷凍されていないので、本当の生肉のままなのです!
なお、これは生肉に限ったことではなく、吾愛人さんでは、食材用の冷凍庫は置かない方針なんだとか。。
ちなみにこのしゃぶしゃぶの美味しさは⚡衝撃的⚡豚肉ってこんなに甘いのかと。。それも凄く洗練された品のある甘さなのです!!
多くの著名人が虜になるのもよくわかります。。
ちなみに虜になった著名人の方々は定期的にしゃぶしゃぶのお取り寄せを行っているとのことで、人気なんだとか・・
オンラインショップで扱ってますのでリンクを貼っておきますね(^^)/
名物みそおでん
吾愛人さんの伝統料理である
みそおでん( ^ω^ )
なんでも、二代目のご主人が京都で修行中に伝授されて以来60年以上、つぎたしつぎたし受け継いだ伝統の味だそうで、毎日、営業終了後に丁寧に濾しだし火入れをするそうです。
この作業は一日も休むことなく行われるそうですが、味を出す食材と味を吸い込む食材が互いに引き立て合うには、おでんのだしがとても重要。さらに食材は味だけでなく水分も出すので、他の仕込みもしながら、毎日同じ味に調整するのは、やはり職人の技です。
厳選された焼酎
吾愛人さんには、県内の厳選された焼酎が揃っていますが、この日店長さんにおススメされたのが、オガタマ酒造さんの「蛮酒の杯」
熟成酒ならではの豊かで芳醇な香りと、まろやかな口当たりでとても飲みやすい!
あとで調べてわかったのですが、「蛮酒の杯」は、蔵で仕込んだ芋焼酎原酒のなかの最高のものだけをカメ壺に貯蔵し、蔵に残る石蔵の中で約5年の歳月をかけて熟成させているそうで、手間と時間をかけてつくられているので年間生産量はわずか10甕という希少品焼酎だそう。どおりで美味しいはず(笑)
ちなみに鹿児島の郷土料理は、焼酎と両輪の関係であると私は思っています。
料理と焼酎が互いに高めあう、これぞ地域に根差した食文化なのです(*´▽`*)
吾愛人 中央駅東口店のランチ
さて、ここからはランチです。前日、たくさん食べたにもかかわらず、お昼のメニューも食べたいと思い、再訪なのです(*^-^*)
吾愛人御膳
日替わりで変わるメイン二品、本日の刺身、サラダ、味噌汁、ごはん、デザートorコーヒーで950円!
これ、勘違いしないでおきたいのは、一流の料理人さんが、鹿児島の調味料や鹿児島の食材を使って、提供されてこの値段ということ!
京都の伝統料理の料亭のランチの値段ってご存知でしょうか??普通に何千円の世界なんです。。
少しランクを上げた郷土料理メニュー「さつま定食」でも2000円
950円の膳でも素晴らしい食事を提供してくださいますΣ(・□・;)
さらに、吾愛人御膳の松では、一人鍋が付き黒豚しゃぶしゃぶをプラスで堪能できちゃいます!
季節限定 うな丼
数量期間限定のうな丼は驚きの1600円!
半身とはいえ、ウナギ専門店にも負けない味付けと、大隅産うなぎ!!
六白黒豚のとんかつ
とんかつ激戦区でもある中央駅エリアでも十分その持ち味を発揮する吾愛人さんのとんかつ
衣はあえて薄目で、豚の甘味、旨味を際立たせる
グループでの食事なら、とんかつも、刺身も、うなぎもと、シェアしあえるので、色々食べたい方には、とんかつ専門店に行くよりもお得なランチになりそうですね。吾愛人さんのこだわりと想い
今回、吾愛人中央駅東口店の別府店長さんにお時間を頂きまして、色々とお話を伺ったのですが、鹿児島の郷土料理の素晴らしさというのをとにかく知ってほしい!と!
・農産、畜産、海産、すべての郷土料理が存在し、とにかく安価。例えるなら、下関のフグ料理とでは比較にならない。種類が多く、美味しく、手が届きやすい。
そして吾愛人さんのこだわりですね。
例えば、食材保管用の冷凍庫を置かないというのは、まさに食材の旬と鮮度を大切にしているからこそなんですね。どれだけ冷凍技術が発達しても、冷凍することで食材の細胞壁が破壊されてしまうものもたくさんありますし、風味も変化します。
多くの著名人も訪れる吾愛人さんですが、県外出店をしない理由のひとつがここにあるそうです。
県外に出店したら空輸でその日の食材をその日に使い切る姿勢で臨む必要がある
これ現実的にはかなり厳しい。だからこそ出店は県内にとどめているそうで、県内でも中央駅、天文館付近に集中させているのは、本店に入りきれないお客さんをカバーする意味を込めて場所を集中させていると。。
そうなると基本は
鹿児島の美味しい食材を一番おいしい時にたくさんの人に食べてもらいたい!
やはりこれなんです(*^-^*)
まさにそれを実践するかのように、今回ご紹介したお料理の食材確保、流通、調理のひと手間ふた手間、出汁や調味料へのこだわりと技、正直、京都の料亭の食事内容と比較しちゃうと、内容のコストパフォーマンスが格段に違うのです!
純粋に鹿児島の食文化のレベルの高さや、吾愛人さんの鹿児島愛というのがわかると思いますよ!
とはいえ、私もそうだったんですが吾愛人さんと聞くと、どうしても敷居が高いお店というイメージが勝手に頭にあるのです。老舗として愛されたからこそ”特別なお店”と認識されてしまった評価の裏返しですね(^^;)
ところが実際のところ店長さん曰く、
「おでん一品からでもどうぞ(^^)/」
と(笑)
どこかで飲んで、その締めで一品でも軽くつまんで帰ってもらっても構わない!とのこと
とにかく、吾愛人の味を堪能してほしい!そんな想いから読者の方に下記キャンペーンを提供してくださることになりました!!ヽ(^o^)丿
【期間限定】吾愛人 中央駅東口店さんからのキャンペーン
- 吾愛人中央駅東口店のみ
- 令和元年8月末まで
- 8/9~8/19は期間外
- 夜営業のみ
こんな機会は滅多にありませんのでこの機会に是非訪ねてみてください!(^^)/
まとめ
さて、ここまで熱く語らせていただきましたが、本当にまずは行った方が良いと思います(笑)
言葉じゃ限界なので(^^;)
とくに若い人ほどですね。。
鹿児島の料理、今まで食べた気になっていた。。というのが良くわかります。
このぐらいの味。。とか、勝手にイメージ固めてしまっていたりとかしますので。。
とにかく食べてみてくださいm(__)m
本当に鹿児島にいることに喜びを感じられると思いますよ。。それではまた(o・・o)/~