天孫降臨後の足跡をたどって薩摩川内市へ。
可愛山陵(新田神社)
概要
天上の国(高天原(たかまのはら))から地上へ降臨したニニギノミコトの陵墓であり、鹿児島県内に存在する宮内庁指定の神代三山陵のひとつ。
神代三山陵は、他に霧島の高屋山陵、鹿屋の吾平山稜がある。
皇室の祖先神であるニニギノミコトは、天孫降臨後、後年に川内にたどり着き地を治めたという伝説が残っている。
新田神社
可愛山陵のある神亀山には、ニニギノミコトを祭神とした新田神社が隣接。
パワースポット
陵墓と神社が同敷地にあるというのは珍しく、また土地のパワーが高い場所と言われている。
なお、新田神社は、指宿の枚聞神社と共に薩摩国一の宮とされています。
子だき狛犬
また、333段の階段を上った先にある本殿そばには、懐に子どもを抱いている子だき狛犬があり、頭を撫でると安産になると伝えられている。これにより子宝を願う夫婦の参拝も多い。
新田神社はどちらかというと、華やかなで賑やかな雰囲気があるが、可愛山陵は空気を落ち着かせ、心を静かにする場所といった印象を受ける。
可愛山陵に関しては、宮内庁管轄となっており、大正9年(1920年)3月30日には昭和天皇(当時の皇太子)が参拝、昭和37年(1962年)には今上天皇(当時の皇太子)及び美智子皇后(当時の皇太子妃)が参拝など、皇族の参拝は9回にも及んでいるという。
そんな場所が鹿児島にあることをどれだけの人が知っているのだろう?
吾平山稜はその景観から、秋の紅葉シーズンなどにメディアなどで紹介されることも多いが、それに関連した凄い場所はこの鹿児島にまだまだ存在しているのである。
※今回は、神話の系図を鹿児島神社庁様よりお借りしました。是非、参考にしてください!
http://www.kagojinjacho.or.jp/
高齢者・障害者向け環境情報
車いすの場合、事前に社務所に連絡すると良いようです。本殿への階段は333段と長いですが、車で手前まではいけるようです。ただ、参道10m手前辺りからは車いすを担ぐ形になるようですので、その点も含め社務所にご相談してみてください。
住所: 〒895-0065 鹿児島県薩摩川内市宮内町1935−2
電話:0996-22-4722