福山で島津忠将公の供養塔を発見後、島津忠将公の墓所を調べに国分を訪ねた。
参考記事:島津忠将公供養塔(七寶塔):義弘公に繋いだ次男猛将伝説。元祖はこの武将
これに関しては、調べていくと残念ながら、忠将公のお墓は太平洋戦争時、米軍の爆撃で破壊されてしまったとのことだった。
ただ、菩提寺であった楞厳寺にあった仁王像の一部が霧島市立国分郷土館にあるとのことで早速向かってみることにした。
場所としては、国分城山公園の入口にあるのでわかりやすい。
※途中、島津義久公のお墓もあるので要チェック!
「島津義久公墓所(金剛寺跡・徳持庵跡):分骨埋葬された九州の覇者」
雰囲気
行ってみるとお客さんは皆無。。貸切である。
霧島市立国分郷土館は、昭和54年に開館。常設展示として歴史資料約320点、民俗資料260点、美術資料約5点、自然物約17点が展示されている。
館内
ルート通りに入ると、ドーン!!と目的の仁王様が!※破壊されてしまったので頭のみ。。
黎明館に貸し出されたこともあるようです。寺の建立年を考えると室町時代ぐらいに造られたものでしょうか。。
そのまま展示ブースを見ていきます。西南戦争時などの銃
国分で発掘された土器や国分煙草の歴史の案内
中高年には懐かしい昭和前半の生活様式
かつては当たり前に使っていた農具類
西郷隆盛直筆の書
なかでも驚いたのが西郷隆盛直筆の書や、江戸後期、薩摩藩の財政を救った調所広郷ゆかりの刀などの展示である。※調所家所有の展示品は写真撮影禁止。。
郷土の文化を知るだけでなく、こういった文化財が大人130円で観覧できる。。
いやー安い。安すぎる!
と、いうわけでこういったところにある文化財も見落としちゃいけないですし、地元の歴史やかつての生活を知れる良い場所ですよーというレポートでした。
高齢者・障害者のための環境情報
入口から館内まで車いす入館可能。入口の段差などもスロープで対応している。ただし、トイレに関しては車いすに対応していないので、国分城山公園駐車場にある車いすトイレまで行く必要がある。その他、館内には背もたれなしの椅子もある。
場所
住所:霧島市国分上小川3819
電話番号:0995-46-1562
開館時間:午前9時~午後5時
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)12月29日~翌年1月3日
入館料:小・中・高校生 70円(60円)大学生・一般 130円(110円)
※( )内は団体10名以上