紅葉スポットというと多くのイチョウやもみじ、かえでが多くある場所が頭に浮かぶと思うのですが、そんなに大規模じゃなくても、楽しめる場所があります。それが地域の神社。
今回はそういった視点で、南さつま市にある一般的にはあまり知られていない神社の紅葉を3か所ご紹介したいと思います(^^)/
加世田川畑の熊野神社
まず訪ねたのは、加世田川畑の熊野神社
参道入口には立派な巨木があります
境内には元々、大木であったと思われるイチョウの木の切り株の周囲に、イチョウの新芽が生まれニョキニョキと伸びてました。
同じく境内にあるもみじ。日当たりがまばらなので、色づきは不揃いですが、
それが美しいグラデーションをつくっていました
ちなみにこの神社は多くの神様が御祭神として祀られております
加世田川畑の熊野神社の御祭神と由緒
鹿児島県神社庁HPより引用
御祭神
伊弉冊命(イザナミノミコト) 速玉男命(ハヤタマヲノミコト) 事解男命(コトサカノヲノミコト) 菊理姫命(キクリヒメノミコト) 天神七代(テンシンナナダイ) 地祇五代(チギゴダイ) 菅原道眞(スガワラミチザネ)
神事・芸能
七月十九日~おせろが山おどり(鎌手おどり) 昔農業が始まったころ、地面を棒で突いたりたたいたりして大地をよみがえらせ、収穫を祈ったという。棒踊りはこのような地面を突く農耕儀礼から始まったといわれる。川畑では農民が日常使っている鎌となぎなたを使い、四人一組からなる鎌手踊りを編み出した。県内の棒踊りと流れは変わらないが、力強くしかも美しく青年の若さを表現し、特に集団美はすばらしい。
由緒
創建年代は不詳であるが、往古権大僧都法眼という山法師が、吉野からお守りしてきて該所へ安置したと口伝している。菊理姫命のみは、白山神社と称する一社に祀ってあったが、明治五年廃社となって当社に合祀された。そもそも当社主は代々山法師で、天文七年十二月二十九日島津日新公が別府城攻略の時、道案内と勝利祈願の命を承けて祈祷を修し、爆竹を焚いて攻撃の時期を報じた。日新公がその機を外さず攻撃すると、果して別府城は落ちたという。その賞として山林田畑十余町歩を与えられた。明治四十二年十二月二十二日加世田村川畑無格社十二所神社、同菅原神社を合祀した。
加世田川畑の熊野神社の場所は?
- 住所:〒897-0003 鹿児島県南さつま市加世田川畑10468
- 地図(GoogleMap)
金峰町尾下の南方神社
以前にご紹介したこともある金峰町尾下の南方神社
ここには境内に大きなイチョウの木があります
これまた日当たりの関係もあるのか葉の付き方が少なめですが、立派なものです
金峰町尾下の南方神社の場所は?
Googlemapの目的地設定だと、神社南側の道路へ誘導されてしまうことがあるので注意です。北側の細い道路が表側になります。
- 住所:〒897-0003 鹿児島県南さつま市加世田川畑10468
- 地図(GoogleMap)
金峰町白川の日枝神社
最後に訪ねたのは、金峰町白川の日枝神社
向かって右側にあるもみじのタイミングが絶妙でした
独り占めしてこういう撮影ができるのは本当に贅沢
手水鉢の上にもみじの葉があるため、自然と手水鉢に葉っぱが落ちていきます
こういう写真。映えるからと意図的に落ち葉を入れる方が多いようですが、自然のままが気持ちとしては良いです。
金峰町白川の日枝神社の御祭神と由緒
鹿児島県神社庁HPより引用
御祭神
猿田彦命(サルタヒコノミコト)
由緒
橋口又太郎が源頼朝の命を受け、京都から猿田彦命の御神体を背負い、ここ白川宇治野に来て一村を起こし奉斎したのが当社の始まりと伝えられる。時は頼朝も没した建暦二年の正月元旦、実朝の時代であったという。
平成六年五月三十日、社殿を改築し遷座奉祝祭を斎行した。
金峰町白川の日枝神社の場所は?
- 住所:〒897-0003 鹿児島県南さつま市加世田川畑10468
- 地図(GoogleMap)
南さつま市の紅葉の見ごろは?
今回の撮影は12/2でした。県内では遅めの12月上旬あたりが目安になると思います。
神社の撮影マナーについて
神様のいらっしゃる場ですので、写真だけ勝手に撮って「さようなら」というのは大変失礼な行為(^^;)
きちんとお詣りして撮影させて頂くことをお許しいただくようにお願いしましょう。
また、その際は口頭でお伝えすることがとても大切。住所と名前もしっかりお伝えしましょう。
初詣など大きな神社でお詣りする際は周囲を気にして口頭ではなかなか伝えられないですが、こういった地域の神社では周囲に気兼ねなくお願いすることができます。神様もお話を聞いてくださる余裕があると思います。逆にお願いごとをしないのは自分にとってももったいないと思うのです。
まとめ
南さつま市に紅葉のイメージってなかなかないと思うのですが、こうして地域を見るとあるものです。それは他の地域にも言えることだと思います。
たくさんの紅葉が見れる場所も良いですが、身近な変化、季節の移ろいに気づき、感動できることはとても幸せなことだと思うのです。
それではまた(o・・o)/~