全開は上甑島にある里武家屋敷跡をご紹介しましたが、今回は下甑島にある手打武家屋敷跡のご案内です(^^)/
下甑島の手打地区とは?
手打という地名は、源氏に追われた平家の落人達がこの地に流れ着いた際に「ここは良い所だ」と言い、手を打ったという伝説に由来していると言われています。
手打地区にある武家屋敷跡は、江戸時代に半農半士である郷士たちが居住した区域「手打麓」と呼ばれ、玉石の石垣の区画が今も残り、当時の風情を残しており、近隣の手打浜からの海風も心地よい通りです。また、近くの津口番所跡では幕府による出入り船舶の取調べが行われていた場所で、当時の番所入口が再現されています。
他、手打には、ドラマ「Dr.コトー診療所」のモデルとなった下甑手打診療所や、下甑島が歌手 森進一さんのお母さんの故郷ということもあり、 おふくろさん歌碑などもあります。
手打麓武家屋敷跡の散歩
少し陽が傾きかけた午後に到着
玉石垣も素晴らしいですが、道路がアスファルトじゃないのもいいですね!
猫が道の先をみつめています
ニャッ!?と、気づかれましたが
先には仲間の猫が出てきました。猫の存在にも癒される場所です
こちらはすでに人の住んでいないお家で廃屋となりつつありますが、とても情緒があります。
ちなみに伝統的な武家屋敷は、分棟型で「おまい」呼ばれる居住棟と「なかい」と呼ばれる炊事棟に分かれていたそう。
それらを見れるのが下甑郷土館の旧和田家住宅なのですが、私が訪ねた時は閉まっており立ち入りができませんした。下記のサイト様でご紹介されていますので、ご参照ください→「手打麓」
しばらく散策しましたが、「これは日暮れ時に来たら、さらに素敵な景観が見れそうだぞ!」と思い、一時、麓から離れて日没後再度訪問してみました。
日没後の手打麓武家屋敷跡
再び戻ってきたらこの景観!!(*´▽`*)
街灯の存在が際立ちます!!
街灯って近代的なものなので、使い方を間違えば景観を壊してしまうものなのですが、手打麓の街灯はお見事!の一言
地区の景観がグッと引き立ちますね
手打武家屋敷跡の場所は?
- 住所:鹿児島県薩摩川内市下甑町手打
- 地図(GoogleMap)
まとめ
手打麓は甑島列島では南端にあたり、上甑島から入った場合、少し距離が遠く感じられるかもしれませんが、絶対に見て体験したほうがよいです。里麓とはまた違った風情があります。
特に夕暮れ時は狙っていく価値は十分あると思いますよ!
それではまた(o・・o)/~