- 国道270号。加世田市内方面より車を走らせていると、加世田川をまたぐ橋の先、左手に「立神」と書かれた看板を発見した。
内山田立神
「興味深い。。」
他の場所もそうだが、地域を歩いたり、車を走らせていたりすると、土地の意外なものがみつかる。これが地域をめぐる楽しみの一つでもある。
そんな考え方なので迷わず左へ。案内に従い山手のほうへ車を進めると、途中から砂利道の狭い悪路に。そして、その先に舗装のない広場があった。どうやらこの先に「立神」はあるようだ。
車から降り、広場の案内に従い右手へ。立神へ足を進める。
そびえ立つ大岩
途中の道は落ち葉とコケで滑りやすく、さらに立神への道の一部は設置されていた縄を使い登った。
刻まれた梵字
そんなこんなでようやく登りきった先に梵字をみつけた。いつの時代のものなのかは定かではない。
その後、広場まで戻り左手の川沿いを進むと立神を見上げられる場所があった。なかなかの迫力だ。
後日調べたところ、江戸時代後期、薩摩藩により作成された三国名勝図会では、陰陽石として紹介されている。
立神の高さは陽石とされているほうが7丈3尺(23m)、陰石が7丈(21m)とのことだ。
空撮
森に囲まれており風が強かったので難しい撮影となったが空撮も行ってみた。
下からの視点とは違う角度で見る機会は少ないと思うのでちょっと貴重かもしれない。
もし、行かれる場合は草木が茂る季節は避けたほうがよいだろう。水場が近いし蛇が出る可能性は高い。それにしても、なんとなくの寄り道だったが素晴らしい収穫になった場所だった。
高齢者・障害者向け環境情報
まず車道が途中から砂利の悪路になる。広場は舗装なし。トイレなし。立神への道は足元が滑りやすく、登山スタイルが望ましい。広場左手の立神を見上げられる場所へは滑りやすい場所もなく比較的楽です。