

まだ、桜が残っていた時期。人がたくさん集まる場所は避けたいなー・・と、言う想いから、なんとなく車を走らせ、たどり着いた山間の小さな集落。
鹿児島市の錫山地区を抜けた先にある南さつま市金峰町大坂
今回は、ちょうど鹿児島市との境付近にある長谷集落の「稚児の滝」にお邪魔しました(*^-^*)
稚児の滝伝説と長谷集落とは?
稚児の滝のある長谷集落は平成20年前後の時点で65歳以上の人口が約85%という集落だったようです。
参考→https://www.mlit.go.jp/kokudokeikaku/aratana-kou/pdf_h22/9_kyuoki_block/9-11_kyuoki.pdf
私が訪ねた時は、人とお会いすることがなかったのですが、近くの畑で作業されていた方がいらっしゃいました。
そんな環境を寂しいととるか、喧騒を忘れさせる場所ととるかはそれぞれですが、私は心安らぐ場所と感じられました。
稚児の滝伝説
稚児の滝には以下のような伝説が地域にあるようです。
「昔、錫山鉱山のはずれの山寺の稚児が盗人の罪を着せられ、悲しみのあまりお寺でかっていた白いにわとりを抱いてこの滝に身を投じた。」
これは現地案内板の抜粋ですが、鹿児島西ロータリークラブ様のHPに詳細がありましたので、以下引用させていただきます。
昔、岩屋川の外れに、小さな山寺がありました。この寺には、和尚と小僧、それに稚児の三人が住んでいました。稚児は早くに母を失い、十歳の時父とも死別したので、この寺に預けられました。稚児は利口で正直な子どもでしたから、和尚はそんな稚児をわが子のようにとても可愛がっていました。
これをねたんだ小僧は、日頃から和尚が白い鶏を可愛がり卵を産むのを楽しみにしているのに目を付け、小僧は産んだ卵をこっそり盗み続けました。
そのうえ「稚児が卵を盗んでいる」と告げ口をしたので、怒った和尚は稚児を呼びつけ、きつく叱りました。そして、「稚児は泥棒じゃっち」と、知らず知らずのうちに村人にも噂が広まっていったのです。
この噂に耐え切れなくなった稚児は、死んで身の潔白を示そうと決意します。白い鶏を抱き「本当の事は、お前が一番よく知っているだろう。すまぬが一緒に死んでくれ」と、夜に寺を抜け出して滝に向かったのです。前夜からの雨で増水した川が流れ落ちる轟音とどろかす滝壺に、稚児は意を決して身を投げました。
翌日、稚児の行方がわからず村中が大騒ぎになり探していると、滝壺のそばに死んでいる白い鶏が見つかりました。「かわいそうに」とその鶏を捕まえようとしたとき、死んだはずの鶏が突然生き返り、立神山頂目指して飛んでいったのです。村人たちが滝壺を調べたところ、川底に稚児によく似た仏像が沈んでいたそうです。
それからこの滝を「稚児の滝」と呼ぶようになり、鶏が浮いていた渕を「鳥ケ淵」と呼ぶようになったそうです。
稚児の滝の場所は?
鹿児島市方面からなら、錫山小学校や錫山簡易郵便局付近を目指し、そこから南下するのが行きやすいかと思います。
- 住所:南さつま市金峰町大坂6623
- 地図(GoogleMap)
稚児の滝の様子
まず、到着すると駐車場(2台分ぐらい)に桜が満開🌸
どうやらタイミングばっちりのようでしたが、まったくの偶然です(笑)こういった偶然の出会いや偶然のタイミングの良さが、写真を撮る身としては嬉しいです
駐車場から階段を下りていき、滝の側面へ
そして正面、この日の水量は控えめでした。その後、階段に戻り、滝の上部へ進んでいきます。
滝の上部です。苔で足を滑らさないように注意しましょう。
足元に桜の花びらが
山桜の散り始め
奥は渓谷
木々の間から、さらに上部に登れるようになっていたため登ってみます
伝わりにくいですが、なかなかのスケールの渓谷。水の音と鳥たちの声が気持ちいい!
さらに上に登ると、滝口がウォータースライダーみたいになっている素晴らしい滝があったのですが、崖に囲まれて降りることは危険です。遠目でも木々に囲まれており撮影は難しかったので断念しました。
なお、他サイト様でも意見としてお見かけしたのですが、滝の状態や水量を考えると、この奥の滝が伝説に伝わっている滝なんじゃないかな??とも感じましたが真相は謎ですね(^-^;
まとめ
ただ、なんとなく訪ねたのですが、とてもとても幸せでゆったりとした時間を過ごせました。
なお、自然のままのようで、ちゃんと整備している方々がいるということを忘れてはいけません
集落としては厳しい状態が続いているようですが、長谷集落の方々が守ってきた地域の財産。みなさんもぜひ感じてみてください。
それではまた(o・・o)/~
