【薩摩川内市】岩屋観音摩崖仏:祁答院に伝わる由来不明の摩崖仏

薩摩川内市祁答院町を車で走っていたら、なにやら気になる案内を発見!急遽引き返して、散策してみると摩崖仏がありました!それが今回ご紹介する薩摩川内市祁答院町上手の岩屋観音摩崖仏です。

アクセス

薩摩川内市と姶良市をつなぐ県道391号線沿いにあります。

住所

薩摩川内市祁答院町上手

地図

由来

「この地は昔、寺院があったといわれ、俗に院の鼻観音坂と呼ばれている。中央の岩穴は、幅・高さともに2m、奥行き3mでその中に高さ1mの観音像が台座の上に安置されている。岩穴の左方岩壁に、二体連座の仏像が上部に二体、下部に四体、その右方岩壁に、上部に四体、下部に二体、いずれも浮き彫り(陽刻)あるいは線刻されている。約250年前の江戸時代には、既に観音像は造立されており、その由来については不明である。磨崖仏というのは、岩壁の側面に仏像を浮き彫り、または線刻したり、梵字を彫ったものを言い、生前供養として仏事を修め、死後の冥福を祈るために造立されたとされている。」
平成26年11月設置 薩摩川内市教育委員会

現場レポート

案内板がありますが、薩摩川内市方面から通る場合、カーブに気を取られ気づきにくいです。ふいに左手に階段が現れます(笑)

階段前は路側帯がやや広めにとられています。ただ、カーブということもありますので、駐停車する場合、十分に注意が必要です。

階段をのぼると複数の摩崖仏がそして左の岩穴には観音様が鎮座します。

岩穴右上に彫られた摩崖仏

さらにその右奥にも

洞穴の観音様

まとめ

江戸時代には存在が確認されており、いつ彫られたかは定かではない摩崖仏。岩屋観音と呼ばれる観音様は鹿児島だけでも複数ありますが、こちらの存在を私は全く知りませんでした。。

風化なのか廃仏毀釈によるものなのかも定かではないですが、少しずつそのお姿は自然にかえりつつあるような気がします。

貴重な地域に伝わる文化財。拝めるうちにしっかり拝みたいものです。

それではまた(o・・o)/~

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