寺山ふれあい公園から歩いて南洲翁開墾地跡をすぎ、さらに散策路を進むと寺山炭窯跡に辿りつきます。
寺山炭窯跡とは?
集成館事業において、鉄を溶かす反射炉の存在やガラス製品などの製造を行う為の燃料は動力と同様に重要なものでした。そこで斉彬公は、木炭の供給不足を補う為に、製炭技術に優れた和歌山県の熊野地方に家臣を向かわせ、当地の技術を学ばせます。
その一方で、木炭に適した樹木が多い地域を選定し、磯地区からほど近い寺山に炭窯を設けます。これにより集成館事業における動力には水力を(関吉の疎水溝)。燃料には木炭を(寺山炭窯)安定的に供給する仕組みを作ったのです。
現在の寺山炭窯跡へ
道中は、前回御紹介したとおり(^_^)急坂には手すりをつけてくれています。
途中、鹿児島大学が綺麗に管理している竹林も(^_^)※中に入ったらダメですよ(笑)
そんなこんなで到着!
八田知紀の碑
薩摩藩士 八田知紀は歌人であり、この碑は、斉彬公の尽力や教え、窯の繁栄を歌ったものです。
炭窯跡
さて、現在の窯跡です。
なんともいえぬ迫力がありますね
観光まとめ
寺山ふれあい公園から寺山炭窯跡までの道は、足元こそ悪くないもののほどよくアップダウンがあり、森林浴も兼ねたウォーキングには最適です(^_^)のんびりゆっくり目指してみてください。
あと、炭窯跡ですが柵内は立ち入り禁止となっています。ですが、一部SNSやブログなどで内部を撮影した写真などがあるようです。※明らかに柵が設置されはじめた時期の撮影
たしかに雰囲気の良い写真も撮れますし、より近くで見たい気持ちもわかります。ただ、史跡巡りはモラルと共にあります。多くの方に見て頂きたいのですが、未来に残す大切な文化遺産ですので、ルールは守ってほしいと切に思うのです。。(^_^;)
高齢者障害者のための環境情報
炭窯跡までの道はある程度、整地されており場所によっては手すりもあります。しかし、杖があると楽かもしれません。トイレはないので、事前に寺山ふれあい公園で済ませておくとよいでしょう。車いすは道中、困難と思われます。
アクセス情報
- 住所:鹿児島市吉野町
- 駐車場:寺山ふれあい公園
- あいばす:吉野「寺山ふれあい公園」下車すぐ
地図
それではまた(o・・o)/~