黒川洞穴:縄文時代から現代にいたる太古の洞穴

黒川洞穴は日置市吹上町坊野の山の中にある。

温かい時期はヘビもでるとのことだったので、少し涼しい時期を狙って行ってみた。

黒川洞穴とは?

この洞穴は、縄文時代から平安時代にいたるまでの長期間住居などとしても使用された巨大な洞穴らしい。

洞穴の中からは縄文時代晩期の土器が出土しているほか、貝類や獣骨、熟年女性を埋葬した土杭などが発見されている。

黒川洞穴

この洞穴自体が住居として使われていたというのは大変興味深く、気の遠くなるような年数を越えて自分がその前に立っているというのは不思議な感じがした。

 

当時の人々はここでどのような生活をしていたのだろうか??

 

現在は、残念ながら洞穴崩落の危険性があるらしく、洞穴への立ち入りは禁止されているが、見学するには十分な位置まで近づくことができる。

 

あと興味深いのは洞穴手前の仁王像。なにやら洞穴を守るように立つ姿はまさに仁王立ち。途中の道で正面に仁王像が見えた時は人が立っていると思ってドキッ!とした。

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破壊された跡が痛々しい。やはり廃仏毀釈によるものだろうか。。残念である。

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いつの時代に作られたものなのかはわからないが、この場所の神聖さを感じさせる姿である。

まとめ

曽於市の溝ノ口洞穴のように洞穴内に立ち入る事はできず、手前からの見学となるので少し物足りなさを感じる方もいると思うが、崩落の危険性もあるということなので、内部への侵入は御容赦願いたい。

個人的には、駐車場から小川を渡り森の中を進んでいく道が気持ちが良かった。先のも述べた通り、温かい時期はヘビがでるということなのでこの点は十分注意してほしい。

高齢者・障害者向け環境情報

駐車場は数台分あり広さは十分。舗装はなく砂利です。入口の鳥居を抜けて洞穴に行くまでの間、山中のあぜ道を歩くわけですが車いすは困難で上り下りがあります。一部手すりがあります。距離としては長く見積もっても300mほどです。トイレなどはありません。

住所

鹿児島県日置市吹上町坊野

地図

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