パワースポット。
それは人が行きやすい場所だけにあるものではない。
ちょっと行くのが困難な場所にあるものもある。
日置市吹上町湯之浦にある「神籠石」もそのひとつ。
道路脇からひたすら山の中を進む。いきなり倒木。。先が思いやられる。
倒木以外にも滑りやすい足場に阻まれ、息を切らしながら登ること20分ほどだろうか。
ようやく神籠石にたどり着く。
圧倒的な存在感。
いつからこのような形になったのだろう。絶妙なバランスを保ちつつ長い歴史を歩んできたようだ。
かつては秋の収穫後、住民たちはここにお供え物をし、三味線や太鼓を鳴らし焼酎を飲んで豊作を感謝したという。
そしてこの巨石の間には、磨崖仏に加え、かつてあった真言宗海蔵院の法印や修験者の名が刻まれている。
海蔵院については下記記事を参考にしてほしい。
そのため、信仰石の呼び名が神籠石となったという話もあるらしい。いずれにしても、なにやら神秘的な場所という空気はひしひしと感じる。
訪れる際は、吹上町湯之浦にある西郷隆盛像を目安にしてほしい。
その像の道路向かい側の入口から行くことができる。
ただし、道は険しいので十分注意してほしい。
なお、「神籠石」の東方約200mに天狗岩なるものもあるとのことだが、体力も道も案内もなかったため、今回は断念した。
目指せる方は目指してほしいが無理はしないように。また、できるだけ複数人で行くことをおすすめする。
【住所】
鹿児島県日置市吹上町湯之浦
地図
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