【南九州市 知覧 知覧武家屋敷群)】※高齢者・介護者向け情報あり
「薩摩の小京都」
すでに全国的に知名度抜群の知覧武家屋敷群を訪ねた。
約260年前から変わらぬ姿を保ち続けるこの場所に一歩足を踏み入れるとタイムスリップしたかのような感覚に陥る。そして、不思議と空気の静けさとは裏腹に、薩摩武士の熱い息づかいを感じさせられる。
そんな風情のある路を歩くと国の名勝に指定された七つの庭園の案内に目がとまった。
歩みを進めながらひとつずつ訪れてみる…
「見事……」
小さなため息が出る。それ以上の言葉はでなかった。
限られた敷地に、日本の自然感や美しさを見事に表現。
静かさの中に雄々しさが潜む。
武士が持つ平常時の「肝のすわり」
戦いの際の「気合」
それはこういった部分にも表れる。
そう考えると武家屋敷群に入った時感じた静けさと熱い息づかいも納得と言うところだ。
その後、すべての庭園を観覧し、駐車場に戻るときには無意識に背筋が伸びていた。
他の史跡でもそうだが、鹿児島には言い知れぬ、先人のパワーを頂ける場所が多い。
感謝してこの地を後にした。
【高齢者・介護者向け情報】
車いす用トイレあり。障害者手帳提示による割引があり(詳細 本人と介助者一人は入場料が500円から300円)
武家屋敷群の通路は車いすでも移動可能。ただし、庭園内に入るには門前から段差があり、車いすを数人で持ち上げる必要あり。基本的にスタッフはいないので周囲の助けを必要とする。また、庭園内部も狭く、車いすでの移動は困難。
住所:鹿児島県南九州市知覧町郡6198
地図