幻の宰相と呼ばれる小松帯刀公
大河ドラマ「篤姫」で知ったという方も多いだろう。
小松帯刀公墓所(園林寺跡 )
若くして島津斉彬公の目に留まり、重用されたのは学問に秀でていたことはもちろん、多くの人の意見を聴く事のできる耳を持ち、それを総合して決断する能力に長けていたからだといわれる。
その小松帯刀公が眠るのが日置市日吉町の吉利にある「園林寺跡」である。
園林寺跡
「園林寺跡」には小松家歴代の墓があり、小松帯刀公は奥方のお千賀様と最前列に眠られ吉利集落を見守られている。
近くを通る際は、是非、墓参していただきたい。
なお、この「園林寺跡」
元は曹洞宗の寺であったが、明治2年(1869年)の廃仏毀釈でつぶされてしまった。
吹上地区、日吉地区は、かつて伊作島津家や日置島津家、永吉島津家などの菩提寺もあった土地だが、苛烈な廃仏毀釈のため、現在はその痕跡のみが残る形となっている。
しかし、痕跡となってしまったとはいえ、郷土の英雄が眠る場所。
ただならぬ神聖さを感じるのではないだろうか?
高齢者・介護者向け情報
トイレはあるものの車いす用の多機能トイレはないです。一般駐車場は5台分ぐらいあり比較的、駐車しやすいですが募所の反対側にある為、道路の横断が必要です。交通量は少なく見通しもよいですが注意して渡って下さい。なお、障害者優先駐車場は一台分、園林寺跡側にあります。墓所入口に階段とスロープがあり、スロープ側にのみ手すりがあります。ただし、スロープはやや急勾配角度が高いため、車いすを押すには力が入ります。乗車している人も恐怖心を感じるかもしれません。十分注意して下さい。階段、スロープを上りきると整備された道が続きます。お墓の手前で若干、登り坂となりますが、入口よりはゆるやかな勾配になっています。