史跡 龍門司坂(たつもんじざか):江戸初期に造られ西南戦争でも使われた薩摩筋 @姶良 国指定史跡 歴史の道百選 龍門司坂(たつもんじざか)概要 寛永12年(1635)加治木島津家により、約100年をかけ造られた街道(薩摩では筋と呼んでいた) 現在は、全長1,500mの内、現在500m弱が当時の状態を保っている。 ちなみに石畳敷きの平均幅は約4m、最大幅は7m。 江戸への移動や物資輸送などに使われたこの道... 2016年6月12日
史跡 島津義久 島津義久公墓所(金剛寺跡・徳持庵跡):分骨埋葬された九州の覇者 島津家の中興の祖島津日新公を祖父に持ち、父は薩摩を統一した島津貴久公。 ※出典:http://日本橋相続.東京.jp/blog2/ 島津義久公の歴史 弟たちは、勇猛、智略、戦術に長けた猛将。一方、義久公はおとなしい存在だったという。それ故、「愚兄賢弟の見本」と若いころは揶揄された。 しかし、そんな義久公を、祖父日新公は... 2016年6月4日
史跡 川路利良像:大久保と共に”私”より”国”をとった初代警視総監 シリーズ鹿児島の銅像を巡る~vol.6~ 大久保利通と共に鹿児島出身でありながら、鹿児島県民に圧倒的に嫌われている偉人といえば「川路利良」である。 川路利良の歴史 川路利良は、現在の鹿児島市皆与志町に生まれた。 禁門の変にて、長州軍を相手に奮戦。その後も戊辰戦争の鳥羽・伏見の戦い、会津戦争などで戦果をあげる。 明治政府... 2016年5月28日
史跡 【曽於市】溝ノ口洞穴:曽於市を代表する自然が造り出した文化財 今回は、曽於市財部にある数千年という永い年月を経てできた洞穴、溝ノ口洞穴へ行ってまいりました! アクセス 宮崎県の都城市にほど近い山の中にあります。駐車場はありますが、道幅が狭く離合できませんのでご注意ください。 住所 鹿児島県曽於市財部町下財部4907 高齢者・障害者向け環境情報 車いすが安全に通るには、入口の柵を管... 2016年5月27日
史跡 島津忠将公供養塔(七寶塔):義弘公に繋いだ次男猛将伝説。元祖はこの武将 @福山 島津日新公の長男は貴久公。フランシスコ=ザビエルと謁見した際の島津家当主であり、父日新公と共に島津本家の混乱を治め、のちの三州(薩摩、大隅、日向)統一の基礎を作った人物だ。 ただ、その陰には最前線で鬼神の如き働きをした弟の存在があったのを御存知だろうか? それが、日新公次男の「島津忠将公」である。 出典:http://... 2016年5月25日
史跡 天璋院篤姫像:島津分家の出ながら将軍御台所へ シリーズ鹿児島の銅像を巡る~vol.5~ 概要 2003年フジテレビ系「大奥」 2008年NHK大河ドラマ「篤姫」 これにより世間から一斉に注目を集めた「天璋院篤姫」 今和泉島津家という外様大名島津家の分家の出ながら、江戸幕府第13代将軍徳川家定御台所になった人物。 ただ嫁いだだというけでなく、徳川家や江戸を戦乱から救... 2016年5月22日
史跡 有馬新七ゆかりの地:志半ばで倒れたが、のちに高く評価された悲運の志士 薩摩藩の幕末志士 有馬新七について今回はご案内したいと思う。 有馬新七の歴史 有馬新七は伊集院の古城村(当時)にて、薩摩藩士・坂木正直の息子として生まれた。 その後、新七が3歳の時、父が有馬家に養子に入ったのに伴い、鹿児島城下へ移住。 剣では直心影流を学び、19歳で江戸に出てからは山口菅山の元に入門。さらには山崎闇斎か... 2016年5月20日
史跡 薩英戦争砲台跡:今も残る戦争の跡は都市景観に 天保山・祗園之洲・新波止・烏島 ・横山・袴腰 これらは鹿児島市に残る薩英戦争の砲台跡の場所。 桜島にある烏島砲台跡 ・横山砲台跡・袴腰砲台跡は案内や碑が主体となっているが、天保山砲台跡・祗園之洲砲台跡・新波止砲台跡は今も砲台の基礎部分を残している。 天保山砲台跡 天保山砲台跡のある天保山は、天保年間に砂捨て場として使わ... 2016年5月11日
史跡 五代友厚像:士魂商才 ようやく一般認知された類まれなる実績 シリーズ鹿児島の銅像を巡る~vol.5~ 五代友厚の歴史 1836年12月26日鹿児島城下の城谷に生まれる。 他の薩摩の偉人同様に幼少のころより、城下で多くを学ぶ。 14歳の時、島津斉興公がポルトガル人から入手した世界地図の世界地図の複写を父に命じられ、複写を二部制作した。 そのうち二部は藩主に献上し、残りの一部は地球... 2016年5月7日
お花スポット 東郷平八郎像と多賀山公園:歴史のターニングポイントになった存在 シリーズ鹿児島の銅像を巡る~vol.4~ 東郷平八郎像と多賀山公園 日露戦争。 近年では、歴史の教科書でしか聞かない昔の戦争の名前という認識の若者も多い。 その実際は、当時、アジアを席巻した西欧諸国による植民地化の流れを、明治維新以降、急速に近代化した日本が打ち破った大金星なのだ。 そして勝利を決定づけた戦いこそ、海軍... 2016年5月4日
史跡 大久保利通像:国益にすべてを投じた郷土の英雄 シリーズ鹿児島の銅像を巡る~vol.3~ 鹿児島中央駅より徒歩5分ほどで訪ねることができる大久保利通像。 西郷隆盛像とは違い、没後100年という2倍の月日を経て、昭和54年中村晋也氏により制作された。 やはり、そこは県民感情なのだろうか。。 西郷さんが地元の民衆に寄り添った英雄であり、大久保卿はその盟友でありながら、最... 2016年5月1日
史跡 西郷隆盛像:鹿児島を代表する観光スポット シリーズ鹿児島の銅像を巡る~vol.2~ 西郷隆盛像 概要 もはや有名という言葉を通り越し、鹿児島を代表する場所といってもいい西郷隆盛像。 忠犬ハチ公と同じ製作者により昭和12年に完成している。 全国的には上野の西郷隆盛像の知名度が高いが、西郷夫人によると「うちの人はこんなんじゃなかった。」「浴衣で出歩いたりしないです... 2016年5月1日