史跡 南洲翁西郷隆盛終焉の地:明治維新150周年を前に訪ねてみた 平成30年は、明治維新から150周年。 明治維新功労者の代表格である西郷隆盛と大久保利通。 功績と相反し、二人ともその最後は共に壮絶だった。 今回は、地元鹿児島だからこそ、振り返りたい南洲翁西郷隆盛の最後と終焉の地を巡ったのでご紹介します。 ここを訪れる前に知っておきたいのはやはり西南戦争の始まりからの経緯です。 西南... 2016年8月16日
史跡 【指宿市】濱崎太平次像:指宿が生んだ幻の豪商と明治維新 シリーズ鹿児島の銅像を巡る~vol.8~ 明治維新は鹿児島が誇る偉人たち、また、長州をはじめとする他の志士たちとの協力により成し遂げられたものだ。 ただ、考えてほしい。 事を起こすには金銭が必要になるものではないだろうか。 薩摩藩において、宝暦治水などから続く莫大な借金を帳消しにした功労者は、家老「調所広郷」による功績... 2016年7月16日
史跡 私学校跡:西南戦争のきっかけのひとつ。生々しい弾痕が今も残る 鹿児島市に残る、間接的には西南戦争のきっかけになった場所。 歴史 明治6年(1873)いわいる征韓論を政府側は棄却。その為、西郷隆盛は政府の職を辞して鹿児島に戻る。 これに追従する形で、桐野利秋や篠原国幹など、薩摩出身の関係者も多数が鹿児島に帰ってくる。 一方、鹿児島では、急激な変化を押しつける新政府に対し、多くの士族... 2016年6月21日
史跡 霧島市立国分郷土館:国分の歴史民俗資料だけでなく西郷隆盛の書なども展示 福山で島津忠将公の供養塔を発見後、島津忠将公の墓所を調べに国分を訪ねた。 参考記事:島津忠将公供養塔(七寶塔):義弘公に繋いだ次男猛将伝説。元祖はこの武将 これに関しては、調べていくと残念ながら、忠将公のお墓は太平洋戦争時、米軍の爆撃で破壊されてしまったとのことだった。 ただ、菩提寺であった楞厳寺にあった仁王像の一部が... 2016年6月17日
史跡 川路利良像:大久保と共に”私”より”国”をとった初代警視総監 シリーズ鹿児島の銅像を巡る~vol.6~ 大久保利通と共に鹿児島出身でありながら、鹿児島県民に圧倒的に嫌われている偉人といえば「川路利良」である。 川路利良の歴史 川路利良は、現在の鹿児島市皆与志町に生まれた。 禁門の変にて、長州軍を相手に奮戦。その後も戊辰戦争の鳥羽・伏見の戦い、会津戦争などで戦果をあげる。 明治政府... 2016年5月28日
史跡 天璋院篤姫像:島津分家の出ながら将軍御台所へ シリーズ鹿児島の銅像を巡る~vol.5~ 概要 2003年フジテレビ系「大奥」 2008年NHK大河ドラマ「篤姫」 これにより世間から一斉に注目を集めた「天璋院篤姫」 今和泉島津家という外様大名島津家の分家の出ながら、江戸幕府第13代将軍徳川家定御台所になった人物。 ただ嫁いだだというけでなく、徳川家や江戸を戦乱から救... 2016年5月22日
史跡 有馬新七ゆかりの地:志半ばで倒れたが、のちに高く評価された悲運の志士 薩摩藩の幕末志士 有馬新七について今回はご案内したいと思う。 有馬新七の歴史 有馬新七は伊集院の古城村(当時)にて、薩摩藩士・坂木正直の息子として生まれた。 その後、新七が3歳の時、父が有馬家に養子に入ったのに伴い、鹿児島城下へ移住。 剣では直心影流を学び、19歳で江戸に出てからは山口菅山の元に入門。さらには山崎闇斎か... 2016年5月20日
史跡 薩英戦争砲台跡:今も残る戦争の跡は都市景観に 天保山・祗園之洲・新波止・烏島 ・横山・袴腰 これらは鹿児島市に残る薩英戦争の砲台跡の場所。 桜島にある烏島砲台跡 ・横山砲台跡・袴腰砲台跡は案内や碑が主体となっているが、天保山砲台跡・祗園之洲砲台跡・新波止砲台跡は今も砲台の基礎部分を残している。 天保山砲台跡 天保山砲台跡のある天保山は、天保年間に砂捨て場として使わ... 2016年5月11日
史跡 五代友厚像:士魂商才 ようやく一般認知された類まれなる実績 シリーズ鹿児島の銅像を巡る~vol.5~ 五代友厚の歴史 1836年12月26日鹿児島城下の城谷に生まれる。 他の薩摩の偉人同様に幼少のころより、城下で多くを学ぶ。 14歳の時、島津斉興公がポルトガル人から入手した世界地図の世界地図の複写を父に命じられ、複写を二部制作した。 そのうち二部は藩主に献上し、残りの一部は地球... 2016年5月7日
お花スポット 東郷平八郎像と多賀山公園:歴史のターニングポイントになった存在 シリーズ鹿児島の銅像を巡る~vol.4~ 東郷平八郎像と多賀山公園 日露戦争。 近年では、歴史の教科書でしか聞かない昔の戦争の名前という認識の若者も多い。 その実際は、当時、アジアを席巻した西欧諸国による植民地化の流れを、明治維新以降、急速に近代化した日本が打ち破った大金星なのだ。 そして勝利を決定づけた戦いこそ、海軍... 2016年5月4日
史跡 大久保利通像:国益にすべてを投じた郷土の英雄 シリーズ鹿児島の銅像を巡る~vol.3~ 鹿児島中央駅より徒歩5分ほどで訪ねることができる大久保利通像。 西郷隆盛像とは違い、没後100年という2倍の月日を経て、昭和54年中村晋也氏により制作された。 やはり、そこは県民感情なのだろうか。。 西郷さんが地元の民衆に寄り添った英雄であり、大久保卿はその盟友でありながら、最... 2016年5月1日
史跡 西郷隆盛像:鹿児島を代表する観光スポット シリーズ鹿児島の銅像を巡る~vol.2~ 西郷隆盛像 概要 もはや有名という言葉を通り越し、鹿児島を代表する場所といってもいい西郷隆盛像。 忠犬ハチ公と同じ製作者により昭和12年に完成している。 全国的には上野の西郷隆盛像の知名度が高いが、西郷夫人によると「うちの人はこんなんじゃなかった。」「浴衣で出歩いたりしないです... 2016年5月1日