鹿児島市下福元町にある錫山を訪ねてきました
かつてスズを産出していた地域なのですが、鹿児島市内の方でもあまり知らない方も多いのでまずは錫山鉱山について簡単にご紹介したいと思います(^^)/
錫山鉱山とは?
錫山鉱山は1655年に島津家の家臣により発見され薩摩藩の管理を経て、近年までスズの採掘がされていた鉱山です。昭和50年代半ばには日本第二位の産出量を誇りましたが、徐々に海外からの安価なスズにおされてしまい、昭和60年代に閉山に至りました。
錫山地域にはかつての鉱山の名残である遺構が今も一部残っています
参考資料:『薩摩藩営錫山鉱山の遺構について 』志賀美英
- 住所:鹿児島県鹿児島市下福元町
錫山の自然風景
そんな前置きを入れておいてアレなんですけど、今回は錫山鉱山の遺構の紹介ではなく、錫山地域の風景をご案内したいなと(^^;)
錫山の田園風景
鹿児島市とはいえ山の中という事もあり、訪ねたことのある人は少ないと思いましたし、身近にこんなに自然の美しい場所があるんだよ!というのをお伝えしたいと思いまして…まあ錫山と言ってもエリアが広いのですが、今回は万之瀬川上流地域を訪ねました
6月下旬頃の風景ですが、青空と入道雲、そして水田と古くからの日本の夏を感じさせせてくれる風景が
錫山の雨季と林道
万之瀬川上流の様子。そばの林道から
ここの林道は地域の方が、ほぼお一人で道を綺麗ににされています
車一台ほどの道幅でやや見通しの悪い道ですが、ここに来ると清流のせせらぎやその周囲の緑に癒されます
人工物のゴミがあまりないのも地域の方の努力なのでしょう。かつては不法投棄に悩まされたこともあったとか
実に風情のある林道です
早朝に差し込む光芒
一定の気象条件が整うと現れる、早朝の光芒
晴れの日の朝、水蒸気が上がる条件が整えば、他の林や林道でも見れるはず
よく田舎を『何もない場所』と言われる方が多いのですが、求めているものが違うだけで、こういった自然の綺麗な風景を見たい人間にとっては、素晴らしい場所なのです
まとめ
錫山の自然風景、いかがでしたでしょうか?(*^-^*)
普段から慣れ親しんだ風景、もしくは普通に通り過ぎてしまっている風景
そこにある美しさや小さな感動
そしてそれを維持されている方々への感謝
錫山だけでなく、様々な地域で高齢化と過疎化が進み、こういった風景がいつまで続くかわかりません
だからこそ今この瞬間を大事にしましょうね
それではまた(o・・o)/~