少し遅ればせながら、7月に鹿児島三大行事のひとつ「曽我どんの傘焼き」を見に行きましたのでご報告したいと思います。ちなみに曽我どんの傘焼きの起源などについては、『鹿児島三大行事保存会』様のHPをご覧ください。 ⇒ 曽我どんの傘焼きとは?
曽我どんの傘焼きが行われる場所は?
以前は鹿児島市内の甲突川河畔で行われておりましたが、諸々の事情で磯海岸を経て、現在は石橋記念公園で行われています。
- 住所:〒892-0812 鹿児島県鹿児島市浜町1−3
- 地図(GoogleMap)
曽我どんの傘焼きの様子
天候に恵まれた昼下がり、撮影場所の確認なども含めて早めの到着
すでに傘の櫓は組まれていました。甲突川でしていた時よりも高さは低くしているそうですが、消防法の関係で高さに制限があるとのことでした
写真を撮る視点でいうと、水面に炎が写るリフレクション、やぐら全体と周囲の人々がいい感じに撮れそうな場所はすでに熟練の皆さんがスタンバイされていましたので、天邪鬼な私は少し離れた位置でスタンバイ(笑)暑い中ですが日暮れを待ちます。
和傘を集めるのも大変みたいですし、集まった傘も事前にチェックしたり、そしてこの傘櫓も暑い時間帯に綺麗に組まれており…関係者の方々の裏での苦労に頭が下がります…
何事にも必ず裏で頑張っている方を忘れてはいけません
そして日暮れを迎えました。保存会の方々や鶴丸城御楼門前の立哨や鹿児島の歴史行事で活躍されている、薩摩甲冑隊の方々が登場
傘焼きに関する案内がされ、まずは19時より鹿児島神社の宮司様による『薩摩琵琶』が始まりました!
続けて、春日流壽毬会様の『薩摩の傘踊り』
薩摩神刀流神刀館様による『剣舞 曽我兄弟』
そして薬丸野太刀自顕流と続きます
私、自顕流初めて生で拝見させていただいたのですが、なんていうか凄みというか魂、もしくは気迫というものが凄く伝わってきました
鬼気迫るというか、これぞ自顕流っていうのが、表情からも伝わってきます。実に素晴らしい!
傘焼きへ
各演武が終わり、20時に傘焼きが始まります
松明を持たれた方々が現れ…
傘櫓に火がくべられます
早々に中央から火が立ち上ります
日は勢いを増し炎へ、火の粉が舞い散り
下にある傘にも火が付き
保存会の方々を中心に傘がくべられていきます
薩摩甲冑隊の方々も参加
そしてこの甲冑隊の方々と炎の取り合わせが、めちゃくちゃ格好良かった!
SNSでも映画のワンシーンみたい!と反響を頂きました(^^)
そしてすべての傘が燃え終了。大変見ごたえのある行事でした。
まとめ
今回、曽我どんの傘焼きをはじめて見に行ったのですが、傘焼きの瞬間だけでなく薩摩に伝わる精神というものをしっかり伝えようとされているのが、よくわかる行事でした
また、伝統的な気概や気迫が伝わってくるだけでなく、撮影する側も撮っていて楽しい時間でもありました!
曽我どんの傘焼きの紹介がされているものって、傘焼きやその全景のみの写真が多いですが、そこに関わる人達にスポットをあててみると、さらに格好良さとかシャッターチャンスとか広がっています
今回の記事や写真をきっかけに、曽我どんの傘焼きを見に行きたい!と思っていただけたら嬉しいです!
それではまた(o・・o)/~