霧島の代表的な滝といえば犬飼の滝という方も多いのでは?と、いうことで、あまりメジャーどころには行かない管理人も、今回初めて行ってみました(^_^)
犬飼の滝とゆかりの人物
和気清麻呂公
この付近、古くは和気清麻呂公が流罪となった際にこの地に滞在し、生贄のを必要とする祭事をやめさせ、人々や田園を守るために河川の開削工事をしたと伝えられています。その為、近くには和気清麻呂公を祭神とする和気神社があります。
坂本龍馬
すでに多くの方が御存知かと思いますが、坂本龍馬がおりょうさんと新婚旅行に訪れた際に、この犬飼の滝にも寄りその様子を以下のようにお姉さんに手紙で伝えたと言われています。
「此所は、もう大隅の国にて和気清麻呂が庵結びし所、陰見の滝其の布は十間も落ちて、中程には少しでもさわりなし。実、この世の外かと思われ候ほどのめずらしき所なり。此処に十日計も止まりあそび、谷川の流にて魚をつり、短筒をもちて鳥をうちなど、まことにおもしろかりし。」
上井覚兼
戦国期の島津家の家老 上井覚兼が、1585年(天正13年)に犬飼を訪れ犬飼滝を詠んでいます。
曇りなく 日かけうつろふ 晴間にも さみたれ増る 滝の白糸
三国名勝図会
人ではないですが、1843年(天保14年)に薩摩藩によって編纂された「三国名勝図会」にも記述されています。
和気湯
通常、県道470号沿いにある駐車場から山を下っていくルートで行く方が多いのですが、今回はあえて和気湯を通るコースにしてみました。
和気清麻呂公が入浴したと伝えら日本最古の露天風呂とも言われています。和気公が入浴の際に座ったという巨岩「和気公腰掛け石」もそばに残ります。
ですが。。見ての通り。。
土砂が入り込み、現在は入浴ができる状態ではありません。わずかに湧いているお湯に触れてみると。。
ちょっとぬるいです。。
元々、個人所有の温泉で、所有者の善意と努力で復活、維持をされてきたらしいのですが、湯の湧出量も少なくなってしまったらしく今後の復活も厳しそう。。
犬飼の滝への道のり
では、ここから河沿いを滝に向かって進んでいきます。個人的にはよく切り開かれた道だと思いますが、人によっては杖を持参した方が安心です。
とても気持ちのよい道です(^_^)
右手の水の音がなんとも心地がよい!!
約700mほどでしょうか。。ようやく見えてきました。
展望所
展望所に上ると轟音とともに滝が眼前に広がります。
ネット上では滝の裏に入り込んで撮影した方もいるようですが、絶対におすすめしません。危険です。
観光まとめ
個人的には県道沿いから降りてくるルートより、御紹介したルートをおすすめします。滝を目指すまでの河沿いの道が気持ちがいいので(^_^)あと、上からだと帰りの登りがしんどいです。。
ただ、このルートの場合、駐車場までの道が車一台分だったりするので、運転が苦手な方は上からがよいと思います。
地図
それではまた(o・・o)/~