天文館のど真ん中にある天然温泉のお話

天文館にある「ホテルニューニシノ」大正時代創業の老舗ホテル。特に中高年のお父さん世代ならよくご存じかもしれない。
飲み会後、終電を諦め、ここでお世話になった人はどれだけいるだろう??

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最近は、若者の飲み会離れやネットカフェの台頭などもあるようだが、週末の人気はかたい。

そんなニューニシノ。天文館のど真ん中にありながら、天然温泉であり、フィンランド式サウナ「ロウリュウ」も行っている。じつは鹿児島でフィンランド式サウナを体験できるところはここを含めて、3つしかない。※管理人調べ

「ロウリュウ?なんだそれ??」
「ニューニシノってどんな感じなの?」

今回は、そんな疑問をもたれた方に「The road to Hotel New Nishino Rouryuu[ホテルニューニシノ ロウリュウへの道]」と称し、時系列でレポートをお届けする。

※夜間の利用と雰囲気については、鹿児島をアツくユルく紹介するWebメディア「KagoshimaniaX」さんが、レポートしてくださってますのでコチラもご参考に。

鹿児島市のホテルニューニシノのサウナに行ってきたのでハードボイルドに紹介しよう。

 

 

The road to Hotel New Nishino Rouryuu[ホテルニューニシノ ロウリュウへの道]

突入

管理人30代後半の男。鹿児島県中心部で唯一存在するロウリュウに非常に興味を持ち、天文館地蔵角交番のすぐそばにあるホテルニューニシノへ。着いたのは平日の午後14:30。中途半端な時間ではあるが、事前調査によるとロウリュウの時間は15:00 17:00 18:00 の3回のみ。よって今回は15:00を狙った。

まずは入口。向かって右手には、「天然温泉 サウナ」がしっかり押し出されている。これはかなりの自信があると感じた。

エレベーターでフロントのある4階へ。エレベーターを待つことができない短気な方には階段もある親切な設計だ。

到着した4階にて左に曲がり、堂々とホテルフロントで名乗りをあげる。

管「こんちわ!サウナ入りたいんスけど!!」
受付「サウナの受付はあちらですよ」(^-^)

管「!!!」

しまった。。出だしからつまづいたようだ。しかし、ここで動揺してはいけない。颯爽ときびすを返し、反対側のサウナフロントへ。

先払いなのでサクっとお支払い。ナンバーのついた鍵を受けとる。どうやらこの鍵で靴箱に靴を入れるらしい。。No.65の靴箱へ靴を入れ、いざ突撃!と、思ったらフロントのおばちゃんに呼び止められる。。

受付「その鍵はこちらの鍵と交換です」( ̄^ ̄)
管「???」

一瞬戸惑ったが、靴のカギは靴を入れたら、ロッカーの鍵と交換とのことだった。

受付から二回もつまづいたが、こうして内部に進入する。

突破

内部侵入後、受付の失敗からだろうか。動揺のためロッカーを見失う。ここではっきり言っておきたいのは、受付から中に入り、つきあたりを右に行けばロッカーがある。そんな単純な構造も見えないぐらい動揺していたのだろうか。情けない限りである。

鍵番号のロッカーに到着しそこで脱衣。そのまま温泉に突入する。他の利用者の手前、浴場は撮影できなかったのでホテルの公式ページからお風呂の写真をお借りする。
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見ての通り広い!天文館の飲み屋街にあるとは思えない贅沢な風呂だ。
地下930mから湧き出す温泉の泉質は「ナトリウム塩化物泉」
塩化物泉の特徴は、塩分による効果で保湿力が高く湯冷めしにくい。また、殺菌効果もあることから切り傷、火傷などにもよいとされる。

しかし、この日の管理人は無傷だったので回復レポートはできない!その点は許してほしい。。※神経痛、筋肉痛など他にも効果あり。

そんなこんなで、湯船につかっていると今回のロウリュウで肩を並べるであろう人々が入ってきた。

好敵手

まず一人目。
かなり肉付きのよい御老人だ。わかりやすくイメージを出すと北斗の拳のハート様といったところか。。

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注:ハート様
 出典:http://kosyuken.web.fc2.com

湯に入れば、激しくお湯があふれ出す。。こういった場では贅沢に湯をあふれ出させても怒る”かみさん”はいない。これぞ温泉の醍醐味でもある。

解放され実に気持ちよさそうだ。

そして二人目。
サウナ室からガタイのよい中年の男性が出てきた。ゴツイ。。これまた北斗の拳で例えると山のフドウである。

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注:山のフドウ
 出典:https://twitter.com/goshasei_fudo

管理人が入ってきて15分ほど。その間、サウナにいたというのか。。恐ろしい体力だ。。まさかこの男もロウリュウを受けるつもりではないだろうな??

そんな事を考えていたら、フドウ氏は水風呂の中に大の字になり潜りだした!いや、潜っているというより沈んでいると言った方がいい!水風呂の最深部で全身を冷やしている!!

これはヤバい!!

この念入りな冷やし方は間違いなくこの男もロウリュウを!!

平日の15時ということでナメていた。ゆったり一人で受けれるものだと思ったが、これだけの猛者がでてくるとは。。正直、御老人であるハート様も古参の雰囲気が出ていて侮れない。。

だが、こっちも引くわけにはいかない。ここは戦略で勝負しなくては。と、シャワーを水にし身体を少しづつ冷やし体制を整える。

14時56分。まずフドウ氏がサウナ室に入場。後を追うようにハート様が入場。やはりロウリュウ狙いだったか。。

しかし甘いな!入場が早い!( ̄ー ̄)ニヤリッ

ここはギリギリのタイミングで入場だ!

14時58分。腰を上げサウナ室へ歩みを進めた時、思わぬ第三の男が現れる。

入ってきた男は30代後半ぐらい。北斗の拳では例えられない。それだけインパクトの薄い普通の男性だった。だが、浴場に入るなりお湯を軽く浴びて、管理人の手前でサウナ室に。続けて管理人が入る。

このメンバーの中では新参者。まあ、注意することはないだろう。。

そう考えたのが失敗だった。。

戦闘開始

サウナ室では、先行していた二人がどかりと座っている。続けて新参者。そして管理人は奥へ構える。配置は以下の写真の通りだ。
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入場から約1分。従業員が現れる。いよいよロウリュウのはじまりだ!

従業員によりサウナの石の部分にアロマを配合した水が掛けられる。。

ジュワーと、いう音と共にゆっくりと蒸気があがる。

ここで、従業員がタオルを振り回し、蒸気を拡散させはじめる。

ユーカリ系のさわやかな香りと熱気が徐々に伝わり、ジワジワと汗がにじみ出す。だが、これは挨拶代わり。ここからが本番だ。
「そちらのお客様から風を送りまーす」※こんな感じの事を言っていたと思う
そう言うと従業員は持っている大きめのタオルを広げ、私に向かって煽ぎはじめた!

熱風と香りが身体を包み込む。

「すげぇ。。」

確かに熱い。熱いがなんとも心地よい。べとついた汗がさらさらの汗になるのがよくわかる。。結局、合計10回煽いでもらった。

無論、10回目が終わるころには全身から汗が噴き出していたのはいうまでもない。。

続けて、フドウ氏、新参者、ハート氏と続き、ロウリュウは終了となる。

さて、このあとは通常のサウナより時間を意識しないといけない。なぜなら、これだけの熱風を浴びせられては無理はできないからだ。はっきり言って、一定時間になったら、さっくり出るのが賢明だろう。

だが、彼らは動かない。そう共に入ったあの3人だ。

確かにすぐ出るというのももったいないが。。初挑戦をした身としてあっさり出ていいものか??

そう考えていた時、ハート様が立ち上がった。

「ふ~~~!」

大きく息を吐き、タオルで身体を拭き始める。

意外にあっさり出たハート様

※意外にあっさり出たハート様

 

入場から4分40秒。ハート様あっさり退出!

古参の早々の退出に若干のざわめきを呈したが、それとは関係なくサウナ内のTVでは、ミ○ネ屋を放送中。。残った三人はだまって見続ける。内容に興味があるとか面白いとかいう余計な感情は存在しない。熱を帯び、汗だくの身体を時折さすりながら、見続ける。

ぼちぼち新参者が出るのでは?そう感じ始めた時、なんとフドウ氏が動き出す!
「ぶあふぅぅぅ〜〜!!」
周囲を威嚇したのか?それとも「あんたらには負けたぜ!」の言葉なのか?いずれにしてもハート様以上に風圧のある息を吐き、出口へ歩み始めた。

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※大本命。フドウ氏の脱落はその後の戦いに大きな影響を及ぼす

 

入場から6分30秒。フドウ氏まさかの退出!!

接戦

まさかの事態となったが、残るは新参者のみ。今回は俺の勝ちだ!!そう確信したが、ここから予想以上の接戦となる。

「まだか。。まだか!?」

管理人の心の焦りと裏腹に涼しい顔で足裏マッサージをする新参者。ミ○ネ屋をみてニヤリとする余裕すらある。

「くぅっ!!こいつはヘビーなやつだ。。やばいな。。」

その時、8分10秒。限界が訪れ始めている。考えてみればなにを意地を張っているのか?周囲など気にせずあっさり出ればよいではないか?そんな冷静な声が身体を動かそうとする。

「そうだ。。もう出てしまおう。。」

心がミシッと折れかけたその時、ついに新参者が立ち上がる!

「!!!」

きた!!頑張ったぞ。新参者。あんたよくやったよ。。同じ初ロウリュウ同士、意地の張り合いになったがここはお互いの健闘を褒めよう。静かに目を閉じ勝利を確信しながら相手への称賛を心の中でつぶやく。。

そしてゆっくりと目を開け立ち上がろうとした時

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤツはまだ座っていた!!!

 

 

 

ちくしょう!!これはやつのフェイントだったか!!!
安易に自分の都合のよい解釈をしたことにえらく後悔した。

その瞬間、さらに汗が噴き出す。

時間は9分を切った。。これはいよいよ覚悟を決めねばなるまい。。10分だ!10分までの勝負。。これが最後の戦いだ!

互いの微妙な間合い。横目でも新参者に余裕がなくなっているのがわかった。いけるか。。

9分40秒

「しゅぅぅぅ~~」

今度こそだった。浮き輪から空気が抜けるような息を吹き出し、10分を前に新参者がサウナを出る。。

終わった。。ついに終わったのだ。短いが長い戦いだった。。
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三人の猛者達との戦いを終え、10分16秒。サウナを後にした。

安らぎ

サウナ後は水をかぶり、身体を洗い湯船へ。激闘の後だ。なんと心地よいことか。。ここが天文館であることをすっかり忘れる。。
その後、脱衣所に行き、準備されているタオルで身体を拭き、これまた準備されている短パンとガウンを着て洗面所へ。

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うん。とても綺麗。髪を乾かしリラックスルームへ。

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リラックスルームでは共に汗を流し、戦いを終えた戦友たちがすでにくつろいでいた。
新聞を読むハート様。ゆったり眠りに入るフドウ氏。スマホに捉われる新参者。

皆、思い思いの時間を過ごす。フロア内に食堂もありビールも飲める。実にくだけた空間である。

ちなみに昼12:00から温泉&サウナは使えるのだが、入店後、翌日12:00まで滞在できるというネットカフェも驚きの体制。これで、Wi-Fi環境が整い、カフェスペース的な場所もあれば大満足なのだが、まあそこは贅沢というものか。※ホテルはロビー&全室Wi-Fi完備

管理人もリクライニングシートに座り、しばしゆったりと過ごす。。

ロウリュウサウナの効果だろうか?全身がマッサージを受けたかのように気持ちがいい。※マッサージもあります(別料金)

総括

それにしても、今まで知らなかったのは実にもったいなかった。

おそらくこれから管理人の利用率は増えるだろう。

そして、間違いなくその時間はロウリュウがある時間となるだろう。

まだ、体験した事のない人は是非、訪れてほしい。

「袖触れ合うも他生の縁」

大正時代には西野旅館として旅人を迎えていた場所。

間仕切りなどない共有空間で、知らない人と過ごす時間は現代では少なくなった。

ここでの時間は肌や空気を通じ、人と関わる大切さをきっと教えてくれるだろう。

最後に、サウナでは意地を張らず、きつくなったら迷わず出ることをおすすめし、今回のレポートを終わらせてもらう。

住所

鹿児島市千日町13-24
TEL:099-224-3232
HP:http://new-nishino.co.jp/

地図

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