【湧水町】般若寺:鹿児島茶発祥の地の伝承と当時のお茶が群生する場所

先日、「イサオ・クチーナ」さんを訪ねた際、道中で気になる看板を発見。

「鹿児島茶発祥の地」

むむ!!こんなところにそんな場所が??

ということで訪ねてみました(^_^)

般若寺と鹿児島茶発祥の地

般若寺の創建年は不明。ただ南北朝時代には、足利尊氏が九州に陣を進めた時、本陣を定めた場所といわれています。その後、般若寺の住職を務めることとなった住持が、山城(京都)の宇治から茶種子を取り寄せ、同寺院境内に播種し、次第に県下全村に広まったと言われる場所です。

なお、鹿児島茶の発祥については他にも、1185年頃、阿多白川(南さつま市)で平家の落人が茶栽培を始めたという説や、栄西が日本最古の禅寺のひとつとして1194年に開山した感応寺(出水市)に、茶の種子を播種したという説があるようです。

ただ、この般若寺には飯野城や松尾城に滞在した島津義弘公が祈願所として深く信仰した寺ともいわれておりますし、未だ当時のお茶が群生している場所でもあります。※三国名勝図会にも記載が残っております。

現在の般若寺

廃仏毀釈後、日向山九品院般若寺として近年再建。この再建には多くの方々の援助とご尽力があったようです。

お寺の方は不在時は立ち入り禁止。。残念です。

なので今回は石塔や五輪塔などにお参り。

綺麗に手入れされています。これもお寺再建時に整えられたそう。

林の中にも

上に上がると案内が。

で、さらに上に行くと。。

室町時代の銘茶が今も残ります。

どうやら群生する低めの木々が当時のお茶のようです。

まとめ

近年、地元有志や郷土研究会、湧水町教育委員会の努力で歴代住職の墓所などもよく整備されておりますので、もし御機会がありましたら訪ねてほしい場所であります。

ただ、先にもお伝えしているようにお寺側は不在時立ち入り禁止となっております。

また、供養塔や石塔より上の朝日の森付近は、足元が悪く危険を伴いますのでご無理はしないようにお願い致します。

HP:日向山般若寺

地図

 

それではまた(o・・o)/~

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